Free Excel to PDF Converter

複数のExcel 系ファイルを、一括してPDF ファイルに変換してくれるソフト。
xlsx / xlsm / xlsb / xltx / xltm / xls / xlt / csv / xml といったExcel 系のファイルを、超簡単な操作でPDF に変換できるようにしてくれます。
変換対象とするシートを指定する機能や、PDF のメタデータを設定する機能、PDF に各種セキュリティ制限をかける機能... などが付いています。

「Free Excel to PDF Converter」は、Excel 系のファイルをPDF に変換してくれるソフトです。
xlsx / xlsm / xlsb / xltx / xltm / xls / xlt / csv / xml といった各種Excel 系のファイルを、PDF ファイルに一発変換してくれるExcel コンバーターで、複数のファイルをまとめて変換できるところが最大の特徴。
フォルダ内のファイルを一括変換することもできたりするので、ファイルを一つ一つ地道に処理していく手間が省けます。
また、変換対象とするシートをファイルごとに設定できたりもするので、必要なシートのみをPDF 化することが可能となっています。
（各シートを、別々のPDF ファイルとして出力することもできる）
加えて、作成するPDF に各種セキュリティ※1 をかけることもできたりします。
1 PDF の表示にパスワードを設定したり、印刷や編集作業に制限をかけたりすることができる。
大量のExcel ファイルを、一気に変換したい時 などに便利。

使い方は以下の通りです。

1. 「ExceltoPDF.exe」を実行します。
2. メイン画面 が表示されます。
   まず、ツールバー上の「Add Excel」ボタンをクリックし、PDF 化したいExcel ファイルを選択します。
   もしくは、「Add Folder」ボタンをクリック → 変換したいExcel 系ファイルが入っているフォルダを選択します。
   （フォルダ内のExcel 系ファイルのみが読み取られる）
3. 中央のリストに、変換対象のファイルが追加されます。
   もし、“ 特定のシートのみを変換したい ” というファイルが存在する場合、リスト上で該当のファイルを選択 → 画面右側の「Worksheet」欄で、変換しないシートのチェックを外しておきます。
   下部の「Odd」ボタンで奇数ページを、「Even」ボタンで偶数ページを選択状態にすることも可能です。
4. 画面下部の「Pdf Page Setup Options」欄で、Excel データをどのような方法でページにフィットさせるか選択します。
   フィット方法は、
   • Actual　-　実際のサイズのままPDF に書き出す（＝フィットさせない）
   • Fit All Columns On One Page　-　すべてのカラムが、ページからはみ出さないようにする
   • Fit Sheet On One Page　-　シートの内容が、1 ページ内に収まるようにしてフィットさせる
   の中から選べるようになっています。
   「Actual」「Fit All Columns On One Page」を選択した場合、シート内のデータが複数ページにわたる場合があります。
   1 シート ＝ 1 ページ にしたい場合は、「Fit Sheet On One Page」を選択します。
5. 各シートを別々のPDF に書き出したい時は、すぐ下の「Save Each Sheet to a Different PDF File」にもチェックを入れておきます。

メタデータ、セキュリティ の設定　-　必要な場合のみ
6. メタデータやセキュリティの設定を行いたい時は、画面右下にある「Setup」ボタンをクリックします。
7. 「PDF Setup」という画面 が表示されます。
   PDF のメタデータを設定したい時は、「PDF Infomation」タブで
   • Title　-　タイトル
   • Author　-　著者
   • Keywords　-　キーワード
   • Subject　-　サブタイトル
   を設定しておきます※2。
   2 日本語もOK だが、各種セキュリティ設定を行う場合、日本語だと文字化けする。
   作成するPDF を PDF/A-1b 準拠のものにしたい場合は、「PDF/ A-1b Compliant Document」にもチェックを入れておきます。
8. PDF にセキュリティ制限をかけたい時は、「Security」タブ を開き、「Adding Security」にチェックを入れ、適宜設定を行っておきます。
   ここでは、下記のようなオプションを設定できるようになっています。
   • Require a password to open the document
     PDF の表示に、パスワードをかける
     • Document Open Password※3
       パスワードの内容
   • Use a password to restrict permissions
     許可されていない編集作業に、パスワードをかける
     • Use a password to restrict Permission※3
       パスワードの内容
   • Printing Allowed
     印刷の許可
     • None
       許可しない
     • Low resolution (150dpi)
       低解像度（150dpi）
     • High resolution
       高解像度
   • Changes Allowed
     編集作業の許可
     • None
       すべて許可しない
     • Inserting, deleting, and rotating pages
       挿入、削除、回転 を許可
     • Filling in form fields and signing existing signature fields
       フォーム入力、署名編集 を許可
     • Commenting, Filling in form fields, and signing existing signature fields
       コメント、フォーム入力、署名編集 を許可
     • Any except extracting pages
       ページの抽出以外をすべて許可
   • Enable copying of text, images, and other content
     テキスト、画像、その他コンテンツのコピーを許可
   • Content copy for Accessibility
     アクセシビリティのための内容の抽出を許可
   • Key Size
     暗号化キーのサイズ
   • Encryption Algorithm
     暗号化アルゴリズム
   3 表示用のパスワードと編集用のパスワードは、別のものでなくてはならない。
9. 出力ファイルの名前に関する設定を行いたい時は、「Output Properties」タブ を開き、
   • PDF Filename will be based on sheet name
     シートの名前をベースに、PDF ファイルの名前を決定する
   • PDF Filename will be based on workbook name and sheet name.
     ワークブックの名前＆シートの名前 をベースに、PDF ファイルの名前を決定する
   • PDF Filename will be 1.pdf, 2.pdf, 3.pdf, 4.pdf, 5.pdf....
     連番ファイルで出力する
10. 画像を圧縮したい時は、「Image Compression」タブ を開き、「Image Compression」にチェック → 「Default PPI」欄に解像度を入力しておきます。
11. 設定が終わったら、画面下部の「OK」ボタンをクリックします。

出力先フォルダの設定
12. 画面下部の「Output Folder」欄の右端にある「Browse」ボタンをクリックし、作成されたPDF の出力先フォルダを指定します。

変換開始
13. 準備が整ったら、ツールバー上の「Convert」ボタンをクリック。
14. しばらく待ち、「Conversion complete!」というダイアログ が表示されたら変換完了です。
    （ここで「Yes」ボタンを押すと、ファイルの出力フォルダを開くことができる）