Windows 10 / 11 上で、スマホの通知や SMS を送受信したり、スマホ内の画像をコピーしたりできるようにする

スマホの通知や SMS を PC で送受信したり、スマホ内の画像をコピーしたりできるようにする

Windows 10 / 11 上で、スマホの通知や SMS を送受信したり、スマホ内の画像をコピーしたりできるようにする

このページでは、Windows 10 / 11 上でスマホの通知や SMS を送受信したり、スマホ内の画像をコピーしたりできるようにする方法を紹介します。

Windows 10 上で、スマホの通知や SMS を送受信したり、スマホ内の画像をコピーしたりできるようにする

Windows 10 / 11 には、任意のスマートフォンと

通知
SMS（ショートメール）
画像

を同期する「スマートフォン連携」というアプリがインストールされています※1。
1 このアプリを使用するには、Microsoft アカウントが必要。
尚、Windows 11 を使用している場合、iPhone との連携も行うことができるようだが、私の環境では接続ができなかった。
（iPhone 12 / iOS 16.5）

この「スマートフォン連携」を使って Windows 10 / 11 とスマートフォンをリンクさせると、スマホに届いた通知や SMS をパソコン上でも受信できるようになり、パソコンに張り付いている時でもスマホの通知や SMS に気付けるようになります。
（ SMS に関しては、そのままパソコンから返信したりすることも可能）

スマホに届いた通知は、デスクトップの右下から通知バナー（トースト通知）で表示されるほか、アクションセンターや「スマートフォン連携」アプリ内でも確認できるようになります。
（未読通知の件数を、アクションセンターアイコンや「スマートフォン連携」のピン留めアイコン上※2 にバッジで表示できるようにもなる）

「スマートフォン連携」アプリのアイコン上に、未読の通知がバッジで表示されるようになる

2 「スマートフォン連携」アプリを、タスクバー上にピン留めしている場合のみ。

また、スマホ内の画像をサムネイル一覧で表示＆指定したものをパソコンにコピーしたりすることも可能となるので、スマホで撮った写真なども簡単にパソコンに取り込めるようになります。

最初にちょっとした同期設定を行う必要があるものの、一度設定した後は全自動で同期が行われるようになるため、特に意識しなくてもパソコンとスマホを一体的に使うことが可能となります。

普段、“ パソコンにかじり付いていて、スマホの通知に気付かないことがよくある... ” という人や、スマホ内の画像をパソコンにコピーするのに苦労したりしている人におすすめです。

ちなみに、パソコン上からスマホのバッテリー残量を確認できるようにする機能も付いていたりします。

パソコンとスマートフォンをリンクさせる

まず、スタートメニューやスタートボタンの右クリックメニュー等から、「設定」アプリを呼び出します。
Windows 10 を使用している場合は、設定メニュー内の「電話」を選択 → 「スマートフォンの追加」ボタンをクリックします。

Windows 11 を使用している場合、左メニュー内の「Bluetooth とデバイス」を選択 → 右側の画面で「モバイルデバイス」をクリック → 「スマートフォン連携を開く」ボタンをクリックします。
「スマートフォン連携」アプリが立ち上がります。

画面下部にある「作業を開始するには、デバイスを選択してください」欄で、「Android」か「iPhone」のどちらかを選択します。
Android も iPhone も似たようなものですが、このページでは Android を選択した場合の操作方法を紹介します。
尚、画面中段にある「アカウントを切り替える」というリンクをクリックすることにより、別のアカウントを使用してスマートフォンの管理を行う行うことも可能となっています※3。

3 リンクしたスマートフォンは、「Microsoft アカウント | デバイス」画面で管理できるようになる。
「モバイルデバイスをアカウントにリンクする」という画面が表示されます。

この画面に表示されている QR コードを、スマートフォンのカメラアプリでスキャンします。
（ Google Play で「Windows にリンク」と検索してもよい）
「Windows にリンク」のインストール画面が表示されます。

これをインストールします。
インストールが完了したら、「Windows にリンク」を開きます。
最初に、サインイン画面が表示されます。

画面下部の「サインイン」ボタンを押して Microsoft アカウントでサインインするか、「PC で QR コードを使用してサインイン」というリンクをタップ → PC に表示されている QR コードをスキャンするかします。
「モバイルデバイスを Microsoft アカウントにリンクする」という画面が表示されるので、「続行」ボタンをタップします。
「PC に表示されているコードを入力してください」という画面が表示されます。

PC 側の「スマートフォン連携」アプリに 6 ケタのコードが表示されているので、このコードをスマートフォン側の「Windows にリンク」アプリ上に入力します。
「メールをご確認ください」という画面が表示されます。

画面上部にメールアドレス（の一部）が表示されているので、このアドレスと同じものを「メールアドレス」欄に入力して「コードの送信」ボタンをタップします。
「受け取ったコードを入力して下さい」という画面が表示されます。

先ほど入力したメールアドレスに、6 ケタの一時使用コードが送信されているので、このコードを上部のボックスに入力します。
すると、「Windows にリンク」アプリに与える権限ダイアログがいくつか表示されるので、適宜「許可」ボタンをタップします。
権限設定が終わると、「品質の向上にご協力ください」というダイアログが表示されます。

「Windows にリンク」アプリの利用状況を Microsoft に送信しても良い場合は、「許可」をタップします。
気になる場合は「拒否」をタップしても OK です。
「デバイスとアカウントがリンクされています」という画面が表示されるので、「完了」ボタンをタップします。
自動的に、「Windows にリンク」の設定画面が表示されます。

ここで、機能のオン / オフを切り替えたり、バックグラウンド実行のオン / オフを切り替えたりすることができます。
そのまま、画面左上にある「 ← 」ボタンをタップします。
再度「品質向上にご協力ください」というダイアログが表示されますが、許可 / 拒否は任意です。
最後に「モバイルデバイスと PC がリンクされました」という画面が表示されます。

スマートフォン側のセットアップはこれで完了です。
PC 側でも「準備が完了しました」という画面が表示されるので、右下にある「続行」ボタンをクリックします。
最初に「スマートフォン連携へようこそ」という画面が表示されます。

「スマートフォン連携」アプリを Windows 起動時に自動で起動させたい場合は、下部にある「Windows にサインインするときにスマートフォン連携を開く」にチェックを入れてから右下の「開始」ボタンをクリックします。
メイン画面が表示されます。

尚、私の環境では利用できませんでしたが、PC 上から直接通話を可能にする機能もあるようです。
この通話機能も利用する場合は、右側の画面上部にある「通話」タブを開き、画面中央にある「開始する」ボタンをクリックします。
私の環境では、ここで「Bluetooth 接続の切断」と表示されてしまい、通話機能を利用することができませんでした...