multiAVCHD

multiAVCHD の概要や使い方を紹介しています

multiAVCHD を紹介しているページです

割と本格的なメニュー画面を作れるブルーレイオーサリングソフト!「multiAVCHD」。

multiAVCHD
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制作者 Dean Kasabow
対応 2000/XP/Vista/7
バージョン 4.1.771
更新日時 2012-07-04
ファイルサイズ 36.7 MB

multiAVCHD

本格的なメニュー画面を作成できるブルーレイビデオオーサリングツール。
M2TS / TS / MKV / MP4 / MPG 等々の動画ファイルを元に、Blu-ray データ(AVCHD フォルダ)を一発生成してくれるブルーレイ変換ツールです。
トップメニュー / チャプターメニュー / (音声&字幕 の)セットアップメニュー を作成する機能や、動画に音声 / 字幕 を合成する機能、チャプター設定機能、ウェルカムスクリーン作成機能... 等々が付いています。

「multiAVCHD」は、高機能なブルーレイビデオオーサリングツールです。
各種 AVC / MPEG2 ファイルを、家電の Blu-ray プレイヤー / Playstation 3 / Viera 等々で再生できる “ AVCHD フォルダ ” に一発変換してくれる... というブルーレイ変換ツールです。
最大の特徴は、かなり凝ったメニュー画面を作れるところ。
作成するブルーレイビデオには、トップメニュー※1 / チャプターメニュー※2 / セットアップメニュー※3 を付加できたりするので、割と本格的なディスク作成を楽しむことができます。
1 トップメニューのスタイルは、XBM メニュー / カルーセルメニュー / スライドメニュー の中から選べる。
 実際の例 → Kenのムービー計画
トップメニュー内に表示するタイトルのサムネイルは、モーションサムネイル(動画)にすることもできる。
(トップメニューの背景も、動画にすることができる)

2 チャプターのサムネイル一覧が表示されたメニュー。
3 音声&字幕 のセットアップメニュー。
(さらに、ウェルカムスクリーン※4 を作成する機能もある)
4 トップメニューが表示される前に、数秒間だけ表示されるスプラッシュ画面。
Blu-ray の素材として使用できるファイルには、M2TS、TS、MTS、MPEG2、M2V、MP4、MKV、FLV、MOV、AVI、WMV ... などがあるようですが、動画コーデックが「H.264」か「MPEG2」、音声コーデックが「AC3」か「AAC」の M2TS、MKV、MP4 を用意しておくと、ほぼ確実に変換することができます。
( WMA 音声の WMV を素材にすると、該当タイトルの音声が無音になってしまうので注意)
素材とするファイルがこれらの条件に合わない場合は、事前に 「XMedia Recode」 などの 動画変換ソフト を使い、ファイルを最適なフォーマットに変換しておくとよいでしょう※5
5 H.264 を作成する場合、画像サイズ(解像度)の横 / 縦 幅が、それぞれ 16 の倍数になるように注意する。
また、ブルーレイプレイヤーで確実に再生できるように、フレームレートを「29.97」、画面解像度を「720 x 480」「1280 x 720」「1920 x 1080」のいずれかにしておくとよい。
... が、「multiAVCHD」でも、フレームレートや解像度を変更できるようになっているので、その辺のことは「multiAVCHD」で処理してもよい。

その他、読み込んだ動画にチャプターを設定したり、動画に音声 / 字幕 を多重化したりする機能も付いています※6
6 読み込める音声ファイルは、ac3 / aac / dts / mp2 / mp3 / mpa / pcm / lpcm / flac。
字幕は srt / ssa / sub / sup / idx。

使い方は以下の通り。
非常に長いですが、素材動画の 解像度 / フレームレート が適切であれば、操作はとても簡単です。

準備
  1. 「multiAVCHD」をインストールする前に、「Avisynth」 と、下記三点のうちいずれか一つをインストールしておきます。 (「ffdshow」を使う場合は、「Haali Media Splitter」のインストールも必要)
  2. 「multiAVCHD」をインストールし、「multiBOOT.exe」を実行します。
    何回か使っていると、「Donate and support multiAVCHD to ~」という寄付を促すダイアログが表示されますが、寄付は強制ではありません。
  3. 自動的に、「multiAVCHD」のアップデートチェックが始まります。
    新しいバージョンがリリースされていた場合、
      New version found. Update now ~
    というようなダイアログが表示されます。
    必要であれば、ここで「Yes」を選択し、「multiAVCHD」のアップデートを行っておいてもよいでしょう。
    (既に最新版である場合、特に何も表示されません)
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「Media」タブ - 動画を追加 ~ タイトルの詳細を設定する
  1. 名前に日本語を含むファイルの扱いが不安定なようなので、もし日本語ファイル名の動画を変換したい場合は、あらかじめファイルを適当な半角英数文字にリネームしておくとよいでしょう。
    (フォルダ名に日本語が含まれる場合は、日本語が含まれないフォルダへと移動させておく)
    素材動画のタイトルネーム(メニュー画面内に表示されるタイトル名)は後から設定できるので、ファイル名は適当でOK です。
  2. 左上にある「Media」タブを開き、Blu-ray データに変換したい動画ファイルをドラッグ&ドロップします。
    「Media」タブ
    複数のファイルをドロップした場合、それぞれの動画は “ 1 タイトル ” として扱われます。
  3. 動画を間違ってドロップしてしまったら、該当のものを選択 → 右側の「remove」ボタンを押します。
  4. 追加した動画ファイルが、中段の「Compilation」欄で赤く表示された場合、下記「解像度、フレームレートの設定」が必要になります。
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素材動画にタイトルネームを付ける
  1. リストに追加した素材動画を選択し、右側にある「properties」ボタンをクリックします。
  2. 選択した動画のプロパティが表示されます。
    動画のプロパティ
    この画面の左上の方にある「Title name」欄に、選択動画に付けるタイトルを入力します。
    (ここに入力されたタイトルネームは、トップメニューやタイトルリスト内に表示されます)
    日本語を入力したい時は、他の適当なソフト (ブラウザでもメモ帳でも何でもよい) 上にテキストを入力し、それをコピー → コピーしたテキストを、ここのフォームに貼り付けるとよいでしょう。
  3. 素材動画が複数ある時は、右上の <<< >>> ボタンをクリック → 同じようにして、タイトルネームの設定を行います。
  4. タイトルネームの設定が終わったら、右端にある「OK」ボタンをクリックします。
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解像度とフレームレートの設定
    素材動画の解像度、フレームレート が NTSC と適合していれば、この操作は不要。
    解像度 :「720 x 480」「1280 x 720」「1920 x 1080」 | フレームレート :「29.97」「59.94」
    (「1920 x 1080」&「59.94」の組み合わせは NG かも)
  1. リスト上の動画を選択し、右側にある「properties」ボタンをクリックします。
  2. 選択した動画のプロパティが表示されます。
    動画のプロパティ
    画面中段の右端にある「Transcode」ボタンをクリックします。
  3. 「Title transcode settings」という画面が表示されます。
    Title transcode settings
    まず、右上の「AviSynth」という枠内にある
    • 「Resize」欄でタイトルの解像度を、
    • 「Change fps」欄で、タイトルのフレームレートを
    それぞれ設定します。
    ここは目的のテレビ等に合わせれば OK ですが、解像度は「720 x 480」「1280 x 720」「1920 x 1080」のいずれかに、フレームレートは「29.97」「59.94」のどちらかにしておくとよいでしょう※7
    7 ただし、「multiAVCHD」は、H.264 のレベルを " 4.2 " 以上に設定することができないので、解像度を「1920 x 1080」に指定した場合、フレームレートは「29.97」にしておくのが無難。
  4. 続いて、(必要であれば)右下の「x264」欄で、エンコードに関する設定を行います。
    通常はそのままでOK ですが、
    • Bitrate
    • Ref frames
    • B-frame
    • Quality
    の値を設定してもOK です※8
    (ただし、Quality を上げると、変換に物凄く時間がかかるので注意)
    8 レベル(「Level」)は、最終的に「4.1」になるようにするので、特に触らなくてよい。
  5. 設定が終わったら、右下の「Apply」ボタンをクリックします。
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チャプターとタイトルサムネイルの設定
  1. メイン画面左上のリスト内で、目的の動画を選択 → 右側の「properties」ボタンをクリックします。
    (既に動画のプロパティ画面を開いている場合は、そのままで OK)
  2. 動画のプロパティ画面が表示されます。
    動画のプロパティ
    チャプターの設定を行いたい場合は、右上の「Chapters」欄で設定を行います。
    (ここに表示されている時間リストが、現在設定されているチャプター)
    この欄の左下にある「Edit」ボタンをクリックします※9
    9 左上のミニプレイヤーを使い、チャプターを追加したり削除したりすることもできる。
    シークバーや << F F>> ボタンを使い、チャプターとして設定したい場面を探す → 目的の場面に来たら「C +」ボタンをクリックする。
    (削除する時は、「Chapters」欄上で目的のチャプターを選択 → 「C -」ボタンを押す)
  3. すると、「Chapter Edit」という画面が表示されます。
    Chapter Edit
    この画面は普通にテキスト入力できるようになっているので、適宜チャプターの時間を変更します。
    (時間は、 時間:分:秒:ミリ秒 形式で指定する)
    要らないチャプターがある場合は、その行を消去しておきます。
  4. 編集が終わったら、左下の「OK」ボタンを押し、「Chapter Edit」画面を閉じます。
  5. 通常、トップメニュー内のタイトルサムネイルには、適当なチャプターの画像が使われます。
    もし、タイトル画像として使いたいシーンがある場合は、
    1. 左上のミニプレイヤー直下にあるシークバーをドラッグし、タイトルサムネイルとして使いたい場面を探します。
      << F F>> ボタンを使うことで、1 フレームずつ移動させることもできる)
    2. 目的の場面にきたら、少し右の方にある「Poster」ボタンをクリックします※10
    10 素材動画によっては、ここの設定が反映されない模様...
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タイトルに、音声や字幕を多重化する
  1. メイン画面左上のリスト内で、目的の動画を選択 → 右側の「properties」ボタンをクリックします。
    (既に動画のプロパティ画面を開いている場合は、そのままで OK)
  2. 動画のプロパティ画面が表示されます。
    動画のプロパティ
    音声トラックの追加を行う場合は、画面中段の「Audio」タブを開きます。
  3. 右端にある「add」ボタンをクリックし、多重化する音声ファイルを選択します。
    ac3 / aac / dts / mp3 / mpa / pcm / lpcm / flac などのファイルを読み込めるようですが、音声が正常に変換されないこともあるので、あらかじめ 「XRECODE3」 などのツールを使い、ファイルを
    • サンプルレート「48000」
    • ビットレート「384」
    の「AC3」に変換しておくとよいでしょう。
  4. 音声を追加すると、該当のトラックがリスト上に表示されます。
    これを選択 → 右下の「language」欄に、該当音声の言語を入力します。
    (英語なら「eng」、日本語なら「jpn」です)
  5. 言語を入力したら、右側の「Change」ボタンをクリックします。
  6. 続いて、「External subtitles」タブを開きます。
  7. 右端の「add」ボタンをクリックし、多重化する字幕ファイルを選択します。
  8. 字幕を追加すると、該当のトラックがリスト上に表示されます。
    これを選択 → 右下の「language」欄に、該当字幕の言語を入力します。
    (英語なら「eng」、日本語なら「jpn」です)
  9. 言語を入力したら、右側の「Change」ボタンをクリックします。

  10. 全ての設定が終わったら、中段の右側にある「OK」ボタンをクリックします。
    他のタイトルに関する設定を行う場合は、「OK」を押さずに右上の <<< >>> ボタンをクリック → 編集タイトルを変更します。

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