ProcessWatch

ProcessWatch の概要や使い方を紹介しています。

ProcessWatch を紹介しているページです。

特定プロセスの挙動を監視させる!「ProcessWatch」。

ProcessWatch
制作者 smartconsultant.de
対応 XP/Vista

ProcessWatch

指定したプロセスに、 “ 特定の優先度&アフィニティマスク ” を関連付けることができるソフト。
特定のプロセスを、いつも決まった優先度&アフィニティマスク で起動できるようにします。
指定したプロセス or サービス の起動を拒否する機能や、特定のプロセスが起動する前 or 後に、任意のコマンドを自動で実行させる機能、指定したプロセスに、特定の電源設定を関連付ける機能もあります。

「ProcessWatch」は、プロセスの優先度&アフィニティマスク設定支援ソフトです。
システムをリアルタイムに監視し、あらかじめ “ 監視リスト ” に登録しておいたプロセスの起動を感知すると、該当プロセスに対し

  • あらかじめ指定しておいた優先度
  • あらかじめ指定しておいたアフィニティマスク※1
を自動で割り当て、さらにパソコンに対して を、自動で割り当ててくれます。
1 フリーバージョンでは、先頭 2 コアまでのアフィニティマスクしか設定できないようです。
2 OS がVista の場合、この電源設定機能(「Power Profile」)は使うことができない?模様。
また、指定したプロセスの起動前 or 起動後に、任意のコマンドラインを自動で実行させたり、迷惑なプログラムやサービスを実行できなくしたりする機能※3 もあります。
3 実際には、起動 → 即強制終了。

使い方は以下のとおり。

    任意のプロセスに、指定した優先度 / アフィニティマスク / 電源設定 を関連付ける
  1. 「ProcessWatch.exe」を実行します。
  2. タスクトレイに「ProcessWatch」のアイコン( ProcessWatch )が表示されるので、これをクリック。
  3. 「ProcessWatch」の本体ウインドウが表示されます。
    ここの「monitor」タブを開き、「add process」欄にある lookup process ボタンをクリックします。
  4. 現在実行中のプロセスが一覧表示されます。
    この中から、特定の優先度 / アフィニティマスク / 電源設定 を関連付けたいプロセスを選択し、「select」ボタンをクリック。
    (背景が赤くなっているプロセスは、監視対象にすることができません)
  5. そのまま add process ボタンをクリックします※4
    4 ちなみに、「add process」欄に直接プロセス名を入力し、 add process ボタンを押してもよい。
    (直接プロセス名を入力する場合、拡張子は不要。また、大文字小文字は問わない。)
  6. すると、選択中のプロセスが、画面下部の監視リストに追加されます。
    この監視リスト内に追加されたプロセスを、ダブルクリックします。
  7. 「Information」という画面が表示されます。
    ここの
    • 「Infomation」欄で、選択しているプロセスに割り当てるアフィニティマスクを※5
    • 下部の「Priority」欄で、このプロセスに割り当てる優先度を、
    • 「Power Profile」欄で、このプロセスに関連付ける電源設定を※6
    それぞれ設定します。
    5 関連付けたいコアにチェックを入れればよい。
    6 このプロセスの起動を感知した際に、パソコンの電源設定を切り替える。
  8. 設定が済んだら、「update」ボタンをクリック。
  9. 監視したいプロセスが複数ある場合は、同じ手順で登録処理を行います。
  10. 登録が済んだら、タイトルバー上の「×」ボタンを押し、タスクトレイに最小化しておきます。
    ちなみに、
    • 監視リストに複数のプロセスを登録した場合で、
    • それぞれのプロセスに、異なる電源設定を割り当てた場合。
    • かつ、それらのプロセスが同時に実行している場合
    は、各々のプロセスに設定した最上位の電源設定が反映されます
  11. 監視リストからアイテムを削除する場合は、削除したいアイテムをクリック → delete ボタンを押せばOK です。
    起動を拒否するプロセスの指定
  1. 「process black list」タブを開きます。
  2. 「add process」欄にある lookup process ボタンをクリックします。
  3. 現在実行中のプロセスが一覧表示されます。
    この中から、起動を拒否したいプロセスを選択し、「select」ボタンをクリック。
  4. そのまま add process ボタンをクリックします※4
  5. 他にも起動を監視したいプログラムがある場合は、同じ手順で登録処理を行います。
    起動を拒否するサービスの指定
  1. 「service black list」タブを開きます。
  2. あとは、「process black list」の時と同じです。
    監視プロセスの起動前 / 起動後に、特定のコマンドを実行する
  1. あらかじめ、「monitor」タブでなんらかのプロセスを監視リストに登録しておきます。
  2. 「monitor process」欄で、トリガーとするプロセスを選択します。
  3. 指定したプロセスの “ 起動前 ” になんらかのコマンドを実行する場合は「pre」に、“ 終了後 ” にコマンドを実行する場合は「post」にチェックを入れておきます。
  4. 「command」欄に、実行するコマンドラインを入力します。
  5. そのまま add process ボタンをクリックします。
  6. あとは、タイトルバー上の「×」ボタンを押し、タスクトレイに最小化しておけばOK。

そのほか、タスクトレイ上のアイコンを右クリック →「Configuration」から、

  • Disable dynamic power management
    電源設定の自動切り替えを、一時的に無効化
  • Disable process monitor
    プロセスの監視を、一時的に停止※7
  • Disabled dynamic processor binding
    アフィニティマスクの自動割り当てを、一時的に無効化
  • Show tray messages
    トレイメッセージ表示のON / OFF
といったオプションを設定することもできます。
7 私の環境(XP / Vista | Version 3.0.0.1)では、この機能が正常に反映されませんでした。

定番のプロセスの管理・監視ツール

このソフトを利用するには、「.NET Framework 2.0」 をインストールしている必要があります。
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