DVD Flick

DVD Flick の概要や使い方を紹介しています

DVD Flick を紹介しているページです

幅広い動画フォーマットに対応した DVD 作成ソフト!「DVD Flick」。

DVD Flick
3.05 / 53015 票)
対応 2000/XP/Vista/7
バージョン 2 1.3.0.9
更新日時 2016-08-19
ファイルサイズ 18.5 MB
v2
オリジナル

DVD Flick

シンプルでありながらも強力な DVD オーサリングソフト。
MP4 / M4V / MKV / AVI / WMV / ASF / MPG / M2V / MPV / TS / MOV / QT / FLV / DIVX / OGM / RM / 3GP / 3G2 / HDMOV / MJPG / NUT / NSV / SMK といった動画ファイルを元に、DVD データの制作を行うことができます。
メニュー画面作成、チャプター設定、字幕や音声の多重化、ISO イメージファイル生成、DVD ライティング... 等々の機能が付いています。

「DVD Flick」は、各種動画ファイルを DVD データに変換してくれるソフトです。
MP4 / MKV / AVI / WMV / MPG / FLV 等々の動画ファイルを元に、家電の DVD プレイヤーでも再生できる DVD データを作り上げてくれるソフトで、ほとんどの動画ファイルを素材として使えるところが最大の特徴。
作成する DVD には、字幕や音声ファイルを多重化させることができ、さらには簡単なメニュー画面も添付できるようになっています。
また、「ImgBurn」 と連携した DVD ライティング機能も付いていたりするので、“ 動画 → DVD ディスク ” までの作業を、これ一本で済ませられるようになっています※1
1 「DVD Flick」には、「ImgBurn」が同梱されている。
インターフェースも割りと分かりやすい仕様になっているため、結構簡単に使えると思います。

基本的な使い方は以下の通り。

ヘルプキャット
ヘルプキャット

「DVD Flick」の最新バージョンは 1.3.1.0 ですが、ファイルの変換に問題があるようです。
このページでは、最も安定していると思われるバージョン「DVD Flick v2 1.3.0.9」の使い方を紹介しています。

DVD Flick の起動
  1. 「dvdflick.exe」を実行します。
  2. 最初にウェルカム画面が表示されますが、そのまま右下の「Close」ボタンを押して閉じてしまってOK です。
    ウェルカム画面
目次へ戻る
DVD に変換するファイルを追加する
  1. メイン画面が表示されます。
    DVD Flick メイン画面
    まず、画面右上にある「Add title」ボタンをクリックし、DVD に変換したい動画ファイルを選択します。
    (複数選択可)
    変換したい動画ファイルを、画面中央のリストに直接ドラッグ&ドロップしても OK です※2
    2 このリストに追加されたファイルは、それぞれが “ 一つのタイトル ” として認識される。
    それぞれのファイルを “ チャプター ” として認識させたい場合、とりあえず先頭のファイル以外を削除しておく。
    ファイルをそれぞれ “ チャプター ” として認識させたい場合、後からチャプター 2、3... となる動画を連結するかたちになるが、エンコード設定の異なるファイルを連結することはできないので注意。
    「エンコード設定」とは、動画の解像度 / フレームレート / 圧縮設定 などのことを指す。
    (複数のファイルをそれぞれ “ タイトル ” にする場合、エンコード設定は異なっていても OK)
  2. ファイルが登録されました。
    ファイルが登録された
    同様の手順で、DVD に収録したい動画ファイルを登録していきます。
    DVD に収録したい動画ファイルを登録していく
    ファイルを間違えて追加してしまった場合は、該当のものを選択 → 右側にある「Remove title」ボタンをクリックし、「Yes」を選択します。
    削除の確認ダイアログ
    タイトルの再生順を調整したい時は、画面右側にある「Move up(上へ移動)」「Move down(下へ移動)」ボタンを使い、適宜再生順を入れ替えておきます。
目次へ戻る
動画タイトルの基本設定
  1. リストに追加されたファイルを選択し、画面右側にある「Edit title」ボタンをクリックします。
    リストに追加されたファイルを選択し、画面右側にある「Edit title」ボタンをクリックする
    もしくは、リスト上のファイルをダブルクリックします。
  2. 「Properties of title」という画面が表示されます。
    Properties of title
    この画面の中ほどにある「Target aspect ratio」欄で、選択している動画のアスペクト比(画面の横 × 縦比)を指定します。
    「Target aspect ratio」欄で、動画のアスペクト比を指定する
  3. メニュー画面を作成する場合、各タイトルのサムネイルをジャンプボタンとして(メニュー画面内に)表示させることができます。
    そのサムネイル内に表示させる場面の再生時間を、下の「Thumbnail time index」欄で指定できるようになっています。
    「Thumbnail time index」欄で、サムネイル内に表示させる場面の再生時間を指定することができる
    再生時間の変更を行うと、左のサムネイルプレビューがリアルタイムに変更されるので、これを見ながら時間の調整を行うとよいでしょう。
  4. メニュー画面には、“ タイトルのサムネイルと、タイトルの名前 ” が表示されるようになっています。
    タイトルの名前が長すぎると、他のタイトルと被ってしまうことがあるため、一番上の「Name」欄でタイトル名を適当な長さに調整しておきます※3
    タイトルの名前が長すぎると、他のタイトルと被ってしまうことがある
    他のタイトルと被ってしまうことがある
    「Name」欄で、タイトル名を編集する
    3 DVD の素材となるファイルが一つの場合は、タイトル名が長くても OK。
    後から実際のメニュー画面をプレビューすることもできるので、それから調整してもよい。
目次へ戻る
チャプターの設定
  1. 「Properties of title」画面の左メニュー内にある「Chapters」を選択します。
    Chapters
  2. チャプターは、
    • 一定時間置きに打つ
    • 全部で指定した数になるように打つ
    のどちらかの方法で指定することができます。
    一定時間置きにチャプターを打ちたい場合は、右側の画面の一番上にある「Create chapters every」にチェック → 隣の欄で、何分置きにチャプターを入れるのかを指定します。
    チャプターを総数で指定したい場合は、上から二段目の「Create」にチェック → タイトル内に打つチャプターの総数を指定します。
  3. 現在編集中のタイトルに、他のファイルを “ チャプター 2 ” というかたちで連結させることもできます。
    (連結するファイルは、解像度 / フレームレート / 圧縮設定 等が一致している必要がある)
    外部ファイルを “ チャプター 2 ” として追加したい場合は、左メニュー内にある「Video sources」を選択 → 右上の「Add」ボタンをクリックし、“ チャプター 2 ” として連結したいファイルを選択します。
    Video sources
    他のファイルを “ チャプター 2 ” というかたちで連結した
    選択したファイルを連結できなかった場合、エラーダイアログが表示されます。
    エラーダイアログ
    “ チャプター 3、4、5... ” として連結させたいファイルがある場合は、同様にして操作を行います。
    他のファイルを “ チャプター 3、4... ” というかたちで連結した
目次へ戻る
音声の設定
  1. 左メニュー内の「Audio tracks」を選択します。
    Audio tracks
  2. 画面下部の「Track language」欄で、音声の言語を指定します。
    (日本語である場合は、「Japanese(JA)」を選択する)
    「Track language」欄で、音声の言語を指定する
  3. 動画に外部音声を多重化させたい場合は、右上の「Add」ボタンから副音声ファイルなどを読み込んでおきます※4
    4 読み込めるファイルは、MP3 / AAC / WAV / FLAC / WMA / AC3 / MP2 / OGG / MPA / MKA 等。
    動画ファイルを指定することもできる。
    (動画を指定した場合、指定した動画の音声のみが読み込まれる)
  4. 音声ファイル(や動画ファイル)を追加すると、「Select audio track(s)」というウインドウが表示されるので、多重化させたいファイルにチェック → 右下の「Accept」ボタンをクリックします。
    Select audio track(s)
  5. 副音声がリストに追加されたら、それをクリック → 下部の「Track language」欄で、音声の言語を選択しておきます。
    Select audio track(s)
    多重化したい音声が他にもある場合は、同様にして操作を行います。
目次へ戻る
字幕の設定
  1. 映像に字幕ファイルを多重化させる場合は、左メニュー内の「Subtitle tracks」を選択します。
    Subtitle tracks
  2. 右上の「Add」ボタンをクリックし、多重化する字幕ファイルを選択します※5
    5 読み込める字幕ファイルは、TXT / SUB / SSA / ASS / SRT。
  3. リストに追加された字幕ファイルを選択し、右側にある「Edit」ボタンをクリックします。
    リストに追加された字幕ファイルを選択し、右側にある「Edit」ボタンをクリックする
  4. 字幕の詳細設定画面が表示されます。
    字幕の詳細設定画面
    一番上の「Language」欄で、字幕の言語を指定します。
    (字幕が日本語である場合は、「Japanese(JA)」を選択する)
    一番上の「Language」欄で、字幕の言語を指定する
  5. 画面中段にある「Font」欄で、字幕のフォントを指定します。
    「Font」欄で、字幕のフォントを指定する
    字幕が日本語である場合、日本語を使用できるフォントを選択しておきます。
    (「MS ゴシック」「メイリオ」など)
  6. すぐ下の「Character set」欄で、字幕の文字コードを選択します。
    「Character set」欄で、字幕の文字コードを選択する
    字幕が日本語である場合は、「Japanese Shift-JIS」を選択します。
  7. すぐ下の「Size」欄で、字幕のフォントサイズを設定します。
    「Size」欄で、字幕のフォントサイズを指定する
    右側にある「Auto-fit」ボタンを押すことで、最適なサイズを一発設定することもできたりします。
    「Auto-fit」ボタンを押すことで、最適なサイズを一発設定することも可能
  8. その他、必要に応じて下記のようなオプションの設定を行っておきます。
    • Bold - 字幕を太字にする
    • Alignment - 字幕の表示位置を設定する
    • Anti-alias - 字幕にアンチエイリアス処理(文字を滑らかに見せる処理)をかける
    • Transparent background - 字幕の背景色を透明にする
    • Text color - 字幕の色
    • Background color - 字幕の背景色
    • Outline color - 字幕の輪郭色
    • Outline - 輪郭の太さ
    各種字幕の設定
  9. 設定が済んだら、右下の「Accept」ボタンを押してウインドウを閉じます。
  10. ほかにも多重化させたい字幕がある場合は、同様の手順で設定を行っておきます。
全ての設定が済んだら、右下の「Accept」ボタンボタンを押して「Properties of title」画面を閉じます。
右下の「Accept」ボタンをクリックする
最初に変換する動画(タイトル)を複数登録した場合は、これを動画の数だけ繰り返します。

次に、作成する DVD の基本設定を行います。

作成する DVD の基本設定
  1. ツールバー上の「Project settings」ボタンをクリックします。
    ツールバー上の「Project settings」ボタンをクリックする
  2. 「Project settings」という画面が表示されます。
    Project settings
    まず、一番上の「Title」欄に、これから作成する DVD の名前を入力します。
    ここに入力した名前は、メニュー画面内にも表示されます。
  3. 下の「Target size」欄で、作成する DVD データの目標(最大)サイズを指定します。
    「Target size」欄で、出力する DVD データの目標(最大)サイズを指定する
    通常の DVD を作成したいのであれば、「DVD(4.3 GB)」を選択すれば OK です。
    「Custom」を選択すると、「Custom size」欄で任意のサイズを指定できるようになります。
  4. その下の「Encode priority」は、(動画変換)プロセスの優先度です。
    Encode priority
    上にいくほど優先度は高くなりますが、通常は「Normal」で OK。
目次へ戻る
映像設定
  1. 左メニュー内にある「Video」を選択します。
    Video
  2. 右側の「Target format」欄で、映像の信号方式を選択します。
    日本のテレビ信号方式は「NTSC」なので、特に理由がなければ「NTSC」を選択します。
  3. Encoding profile」は、変換速度と映像品質のバランスです。
    Encoding profile
    上にいくほど変換速度は速くなりますが、その分品質は悪くなります。
目次へ戻る
出力設定
  1. 左メニューの一番下にある「Burning」を選択します。
    Burning
  2. ISO イメージファイル を作成したい場合は「Create ISO image」にチェックを入れ、作成した DVD データをそのまま空のディスクに焼きたい場合は「Burn project to disc」にチェックを入れます※6
    6 「Disc label」欄にディスクの名前を入力し、「Drive」欄で焼き込みの際に使用するドライブを指定する。
    どちらにもチェックを入れなかった場合、「AUDIO_TS」フォルダ「VIDEO_TS」フォルダが生成されます。
全て設定したら、右下の「Accept」ボタンをクリックして「Project settings」画面を閉じます※7
右下の「Accept」ボタンをクリックする
7 「Use as defaults」をクリックすると、今回設定した内容がデフォルトの設定として記憶される。

メニューの設定
  1. メニュー画面を作成する場合は、ツールバー上にある「Menu settings」ボタンをクリックします。
    ツールバー上にある「Menu settings」ボタンをクリックする
  2. 「Menu settings」という画面が表示されます。
    Menu settings
    最初に、画面左にあるメニューの中から、メニュー画面のテンプレートを選択します。
    (メニュー画面を作らない場合は、「None」を選択する)
    左下にある「Preview」ボタンをクリックすることで、実際のメニュー画面をプレビュー表示してみることもできたりします。
    (プレビュー画面から元の画面に戻るには、「Esc」キーを押すか、右クリックする)
    メニュー画面のプレビュー
    プレビュー画面上部の「title」というプルダウンメニューをクリックすることで、タイトル選択画面を表示することも可能となっています。
    「title」というプルダウンメニューをクリックする
    タイトル選択画面
  3. DVD 再生時に、メニュー画面を一番最初に表示させたい場合は、下部の「Auto-play menu」にチェックを入れておきます。
    メニュー設定
    各タイトルを再生する前に音声メニューを表示させたい場合は、「Show audio menu first」にチェックを入れておきます※8
    各タイトルを再生する前に字幕メニューを表示させたい場合は、「Show subtitle menu first」にチェックを入れておきます※8
    8 どちらにもチェックを入れた場合、各タイトルの再生前に表示されるのは “ 字幕メニュー ” になる模様。
  4. 設定が済んだら、右下の「Accept」ボタンをクリックします。
    「Accept」ボタンをクリックする
目次へ戻る
変換を実行する
  1. 画面右下にある「Browse...」ボタンをクリックし、DVD データの出力先フォルダを指定します※9
    画面右下にある「Browse...」ボタンをクリックし、DVD データの出力先フォルダを指定する
    9 この時、必ず空のフォルダを指定する
    また、名前に日本語を含むフォルダを選択すると、エラーが生じる模様。
    (ご指摘いただきました。ありがとうございます)
  2. 準備が整ったら、ツールバー上の「Create DVD」ボタンをクリックします※10
    ツールバー上の「Create DVD」ボタンをクリックする
    10 「WARNING!」というダイアログが表示されるが、「Yes」をクリックしてよい。
    (出力フォルダの中身が空でも、このダイアログは表示される)
    WARNING!
  3. 動画の変換が実行されるので、しばらく待ちます。
    変換中...
    変換作業を中止したい時は、右上にある「Abort」ボタンをクリックします。
  4. 少し待ち、左下に「Finished」と表示されたら変換完了です。
    左下に「Finished」と表示されたら変換完了
    尚、設定画面で「Burn project to disc」にチェックを入れておいた場合、変換終了後に「ImgBurn」が自動で起動し、そのまま DVD への書き込み処理が行われます※11
    11 ISO イメージファイル生成時にも、同様に「ImgBurn」が使用される。

ちなみに、「DVD Flick」を終了させる時には、確認ダイアログが表示されます。

確認ダイアログ
通常は「Yes」ボタンを押して終了させて OK ですが、現在の作業状態を “ プロジェクトファイル ” として保存しておきたい場合は、「No」ボタンをクリック → ツールバー上の「Save project」ボタンをクリックし、プロジェクトの保存を行っておきます※12
ツールバー上の「Save project」ボタンをクリックすることで、プロジェクトの保存を行うこともできる
12 保存したプロジェクトファイルを読み込むと、その時の作業状態を一発復元することができる。
(プロジェクトファイルを読み込む時は、ツールバー上の「Open project」ボタンをクリックする)

 DVD Flick 解説ページ
Kenのムービー計画
DVD Flick TOPへ
別館

最近は Chrome 拡張機能や Firefox アドオンの紹介が多め...

DVD Flick を紹介しているページです