VidCoder

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DVD / Blu-ray / ISO イメージファイル にも対応した動画変換ソフト!「VidCoder」。

VidCoder VidCoder
3.00 / 51469 票)
制作者 RandomEngy
対応 10/11
バージョン 10.15
更新日時 2024-09-29
ファイルサイズ 42.6 MB

VidCoder

DVD / Blu-ray / その他各種動画ファイル を、MP4 / MKV / WebM 動画に変換してくれるソフト。
DVD / Blu-ray( ISO イメージファイル も可)や、AVI / MP4 / WMV 等々の各種動画ファイルを、H.264 / H.265 / AV1 / VP8 / VP9 / Theora 圧縮の MP4 / MKV / WebM に変換することができます。
動画内の特定場面のみを切り出して出力する機能や、動画に字幕を合成して出力する機能、リサイズ、クロップ、インターレース解除、ノイズ除去、ブロックノイズ低減... 等々の機能が付いています。

VidCoderは、DVD / Blu-ray※1、ISO イメージファイル の読み込みにも対応した動画変換ソフトです。
1 暗号化されたディスクには対応していないので注意。
HandBrake」のエンコードエンジンを搭載した動画変換ソフトで、DVD / Blu-ray、ISO イメージファイル、その他各種動画ファイルを、H.264 / H.265 / AV1 / MPEG-4 / MPEG-2 / VP8 / VP9 / Theora 圧縮の MP4 / M4V / MKV / WebM に変換することができます※2
(MPEG-4 / MPEG-2 / VP8 / VP9 / Theora は、MKV に変換する場合のみ指定可能)
2 Nvidia NVENC や Intel Quick Sync Video に対応している GPU を使用している場合、ハードウェアエンコーディング / ハードウェアデコーディング を行うことも可能。
(ハードウェアデコードは Intel Quick Sync Video のみ?)

処理の際には、動画内の特定場面のみを切り出して出力することができるほか※3

  • リサイズ
  • クロップ
  • 逆テレシネ
  • インターレース解除
  • ノイズ除去
  • ブロックノイズ低減
  • 回転 / 反転
  • ゲイン(音量増)
といったフィルタをかけることもできたりします。
(変換元の動画に複数の音声や字幕が含まれている場合、多重化するトラックを指定することもできる)
3 切り出す場面は、チャプター / 再生時間 / フレーム番号 のいずれかで範囲指定することができる。
尚、各種デバイス向けのエンコードプリセットも用意されているため※4、変換設定をワンクリックで済ませることも可能となっています。
(プリセットは、新規作成することもできる)
4 Android / Apple / Chromecast / Amazon Fire / Playstation / Xbox 360 / Gmail / YouTube / Vimeo などに最適化されたプリセットがある。
機能的には「HandBrake」と同じようなものですが、人によっては「VidCoder」の方が使いやすいかもしれません。

使い方は以下の通り。

ヘルプキャット
ヘルプキャット

このソフトを使用するには、「.NET デスクトップ ランタイム 8.0」をインストールしている必要があります。

使用バージョン : VidCoder Portable 6.41
インストール時の注意点
  1. Windows 10 を使用している場合、インストーラーやポータブル版のファイル実行時に「Windows によって PC が保護されました」という画面が表示されることがあります。
    Windows によって PC が保護されました
    もしこの画面が表示されたら、左側にある「詳細情報」をクリック → 右下の「実行」ボタンをクリックしてください。
    右下の「実行」ボタンをクリックする
目次へ戻る
変換するファイルの設定
  1. 「VidCoder」を実行します。
  2. メイン画面が表示されます。
    VidCoder
    まず、画面中央の「(ここにビデオファイルかフォルダーをドラッグします)」欄に、変換したい動画ファイルや DVD / Blu-ray フォルダ、あるいは、ISO イメージファイルをドラッグ&ドロップします。
    左上の「開く」欄にある「動画ファイル」を押して目的のファイルを選択したり、「DVD / ブルーレイのフォルダー」をクリックし、変換したい DVD / Blu-ray フォルダを選択しても OK です。
  3. 少し待つと、読み込まれた動画のプロパティとプレビュー画像が表示されます。
    読み込まれた動画のプロパティとプレビュー画像が表示される
    変換元の動画が DVD / Blu-ray である場合、画面上部の「タイトル」欄で、変換対象のタイトルを選択しておきます。
    変換対象のタイトルを選択
    変換元が DVD / Blu-ray でない場合や、タイトルが元々一つしか存在しない場合、この「タイトル」オプションは表示されません。
    複数のタイトルをまとめて変換したい時は、とりあえずメインタイトルを選択しておきます。
  4. 必要に応じて、動画内の特定場面のみを変換&出力 することもできます。
    出力する場面を指定する場合、画面左上にある「チャプター」または「時間範囲」「フレーム」というプルダウンメニューをクリックし、
    • チャプター - 出力する場面の範囲を、チャプターで指定する
      出力するチャプターの範囲を指定する
    • 時間範囲 - 出力する場面の範囲を、再生時間で指定する
      出力する時間の範囲を指定する
    • フレーム - 出力する場面の範囲を、フレーム番号で指定する
      出力するフレームの範囲を指定する
    のいずれかを選択 → 出力場面の設定を行っておきます※5
    5 切り出し開始場面のチャプター / 再生時間 / フレーム番号 と、切り出し終了場面のチャプター / 再生時間 / フレーム番号 を指定する。
  5. 続いて、スピーカーアイコンのある「音声 〇/〇」欄をクリックし、出力動画に格納する音声トラックにチェックを入れます。
    (変換元の動画がマルチトラック音声でない場合、この操作は不要)
    出力動画に格納する音声トラックにチェックを入れる
  6. 出力ファイルに字幕を合成したい時は、吹き出しアイコンのある「字幕 〇/〇」欄をクリックし、多重化する字幕トラックにチェックを入れておきます※6
    出力動画に格納する字幕トラックにチェックを入れる
    6 「字幕 〇/〇」の右側にある + ボタンをクリックすることで、任意の字幕ファイル(SRT / SSA / ASS ファイル)を合成することもできる。
    任意の字幕ファイル(SRT / SSA / ASS ファイル)を合成することもできる

    この時、デフォルトとする字幕トラックの「デフォルト」にチェックを入れておきます。
    ちなみに、「焼きこむ」にチェックを入れておくと、該当の字幕トラックを映像に焼き付けることもできたりします。
    (焼き付けた字幕は、表示の ON / OFF を切り替えられなくなるので注意)
  7. 動画にチャプターが設定されている場合、画面下部の「チャプターマーカー : デフォルト」欄の右側にある「編集」ボタンをクリックすることで、各チャプターのタイトルを編集することも可能となっています。
    「編集」ボタンをクリックする
    チャプターマーカー
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変換されたファイルの出力先フォルダを設定する
  1. 画面下部の「出力先」欄の右側にある「参照」ボタンをクリックし、変換されたファイルの出力先フォルダ&ファイル名 を指定します。
    任意の字幕ファイル(SRT / SSA / ASS ファイル)を合成することもできる
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ファイルの変換先のフォーマットを設定する
  1. 画面上部の「エンコード設定」ボタンの右下にある ▼ をクリックし、変換先のフォーマット(プリセット)を選択します。
    変換先のフォーマットを選択する
    エンコード設定を自分で行いたい時は、「エンコード設定」ボタンの歯車の部分をクリックします。
    プリセットを利用してエンコードを行う場合、下記設定は飛ばして「ファイルをキューに追加する」に進みます。
  2. エンコード設定画面が表示されます。
    エンコード設定画面
    まず、左上にある「コンテナー」タブを開き、上部の「コンテナ」欄で、変換先のフォーマットを選択します。
    (MP4 で出力する時は、拡張子も指定する)
    「コンテナ」タブ
  3. 続いて、
    • チャプターマーカーを含める - チャプターをコピーする
    • WEB 最適化 - ストリーミング用に最適化する
    • 音声同期※7 - 音声と動画の開始タイムスタンプを揃える
    • iPod 5G のサポート - iPod 5G と互換性のある MP4 にする
    といったオプションの ON / OFF も設定しておきます。
    (「チャプターマーカーを含める」以外のオプションは、MP4 に変換する場合のみ指定可能)
    7 変換した動画に音ズレが生じる場合、このオプションをオンにすると音ズレが改善することがある。
  4. 画面上部のタブを「サイズ変更」に切り替え、出力動画の解像度に関する設定を行っておきます。
    「サイズ変更」タブ
    ここでは、

    回転
    • 90 度右回転 / 90 度左回転 / 180 度回転
    • 上下反転
    • 左右反転
    クロップ
    • 自動
    • なし
    • カスタム
    サイズ変更
    • モード - 自動 / マニュアル
    • 最大幅 x 最大高さ
    • アナモルフィックを使用(水平方向の圧縮を許容)※8
    • 拡大縮小モード
      • 縮小のみ
      • ターゲットに合わせて拡大縮小する
      • 最大 2x 倍拡大
      • 最大 3x 倍拡大
      • 最大 4x 倍拡大
    8 元の動画にもよるが、アナモルフィックを使用すると、ファイルサイズを小さくできることがある。
    (ただし、アナモルフィックに対応していないプレイヤーもあるようなので注意)
    概念的には、映像を水平方向に圧縮して記録し、それを再生時に伸張して横長にするような感じの技法。
    (画面下部の「出力」欄で、実際のファイル解像度と再生時の解像度を確認することができる)


    パディング
    • なし
    • 塗りつぶし
    • 高さ
    • カスタム
  5. に関する設定を行うことができます。
    「サイズ変更」タブ
  6. 次に、「映像フィルター」タブを開き、
    • 逆テレシネ
    • インターレース解除※9
      9 「Decomb」を選択すると、明らかに縞ノイズが入っている場面のみをデインターレースすることができる。
    • ノイズ除去※10
      10 ノイズ除去フィルタは、「NL-Means」と「hqdn3d」の 2 種類がある。
      「NL-Means」の方が高品質だが、処理速度が遅い。
    • クロマ平滑
    • シャープ
    • ブロックノイズ低減
    • 色空間
    • グレースケールエンコーディング
    といったオプションの設定を行っておきます。
    (必要な場合のみ)
    「映像フィルター」タブ
    「逆テレシネ」を使う場合は、「デフォルト」にしておくとよいでしょう。
  7. 続いて「ビデオのエンコード」タブを開き、映像圧縮に関する設定を行います。
    「ビデオのエンコード」タブ
    ここでは、
    • ビデオコーデック
    • フレームレート(FPS)
      • 固定フレームレート
      • ピークフレームレート(可変フレームレート)
    • 品質
      • 指定サイズ - 出力動画の目標ファイルサイズを指定してエンコード
      • 平均ビットレート - 映像の平均ビットレートを指定してエンコード
      • 固定品質※11 - 映像品質を指定してエンコード
    • 速度 - 速度を上げるほど画質は下がる(が、低負荷になる)
    • チューニング
    • プロファイル
    • H.264 レベル
    • 高速デコード
    • QSV でデコードする
    といったオプションの設定を行うことができます。
    (使用するビデオコーデックによって、設定項目は異なる)
    11 コーデックが H.264 / H.265 / MPEG-4 / MPEG-2 / VP8 / VP9 の場合、数値が小さいほど高画質になる。
    コーデックが Theora の場合、数値が大きいほど高画質になる。
  8. 最後に「音声のエンコード」タブを開き、出力音声に関する設定を行います。
    「音声のエンコード」タブ
    ここでは、
    • コーデック※12
    • ミックスダウン
    • サンプルレート
    • ビットレート
    • 品質※13
    • ゲイン
    といったオプションの設定を行うことができます。
    12 「パススルー」にすると、音声が再エンコードなしでコピーされる。
    入力元の音声が、AAC / AC3 / E-AC3 / TrueHD / DTS / DTS-HD / MP3 / FLAC である場合にのみ実行可能。
    (TrueHD / FLAC は MKV で出力する場合のみ選択できる)
    パススルーする場合、「フォールバック」欄でパススルーできなかった場合の変換先フォーマットを選択する。
    「フォールバック」欄で、パススルーできなかった場合の変換先フォーマットを選択する

    13 AAC / Vorbis を使用する場合、数値が大きいほど高音質になる。
    MP3 を使用する場合、数値が小さいほど高音質になる。
  9. 音声の設定は、トラックごとに行うこともできます。
    (マルチトラック音声の動画を作成する場合)
    トラックごとに別々の設定内容を割り当てたい時は、左上の「対象のストリーム」欄にあるプルダウンメニューをクリックし、設定対象のトラックを選択しておきます。
    「対象のストリーム」欄にあるプルダウンメニューをクリック
    その後、すぐ下にある「音声のエンコードを追加」ボタンをクリック → 音声設定欄が一つ追加されるので、これの「対象のストリーム」欄で、設定対象のトラックを選択 → 音声設定を行います。
    第二音声の設定を行えるようになる
  10. ここまでの設定内容は、独自のプロファイルとして保存しておくことができます。
    設定内容をプロファイルとして保存する時は、画面上部にある「名前を付けて保存」ボタンをクリックし、適当なプリセット名を入力しておきます。
    「名前を付けて保存」ボタンをクリックする
    適当なプリセット名を入力する
    プリセットが登録された
    メイン画面上からプリセットを選択できるようにもなる
  11. 設定が終わったら、エンコード設定画面を閉じます。
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ファイルをキューに追加する
  1. 画面上部にある「キューへ追加(処理待ちリストに追加)ボタンをクリックします。
    キューへ追加
    画面下部の処理待ちリストに、変換設定を行った動画が登録されました。
    変換設定を行った動画が、キューに登録された
    DVD / Blu-ray を変換する場合で、複数のタイトルをまとめて変換したい時は、「キューへ追加」ボタンの下部にある ▼ をクリック →「キューに複数のタイトルを追加」を選択し、下記のような操作を行います。
    「キューへ追加」ボタンの下部にある ▼ をクリック → 「キューに複数のタイトルを追加」を選択する
    1. 「複数タイトルのキュー登録」という画面が表示されるので、左上の欄で変換したいタイトルにチェックを入れます。
      複数タイトルのキュー登録
    2. 画面左下にある「ピッカー : カスタム」または「ピッカー : デフォルト」ボタンをクリックします。
    3. 「ピッカー : カスタム」または「ピッカー : デフォルト」という画面が表示されます。
      ピッカー : デフォルト
      動画内の特定場面のみを切り出したい時は、画面を少し下にスクロール →「ビデオの選択」項目内の「時間範囲」欄にあるプルダウンメニューをクリックし、「チャプター」または「時間範囲」を選択 → 切り出す場面の再生時間を範囲指定しておきます。
      「チャプター」または「時間範囲」を選択する
      チャプターを利用し、変換する場面を指定する
      再生時間を利用し、変換する場面を指定する
    4. さらに画面を少し下にスクロールし、「音声」「字幕」欄で、出力動画に含める音声トラックや字幕トラックを選択します。
      (変換元の DVD / Blu-ray が、マルチトラックである場合)
      「音声選択」「字幕の選択」欄で、出力動画に含める音声トラックや字幕トラックを選択する
      出力動画に含める字幕トラックを選択する
    5. 設定が終わったら、「ピッカー」画面を閉じます。
      (必要に応じて、現在の設定内容を保存しておくこともできる)
    6. 「複数タイトルのキュー登録」画面に戻るので、右下の「キューへ追加」ボタンをクリックします。
      右下の「キューへ追加」ボタンをクリックする
    7. すると、画面下部の処理待ちリストに、変換設定を行ったタイトルが一括登録されます。
      画面下部の処理待ちリストに、変換設定を行ったタイトルが一括登録される
  2. 変換したい動画ファイルが他にもある場合は、同様の手順で変換設定を行います※15
    (その後、「キューへ追加」ボタンを押し、処理待ちリストに追加する)
    15 メイン画面上に、変換したい動画や DVD / Blu-ray フォルダを直接ドラッグ&ドロップしてよい。
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変換を実行する
  1. すべての変換設定が完了したら、画面右上にある「エンコード」ボタンをクリックします。
    「エンコード」ボタンをクリックする
  2. 動画の変換処理が開始されるので、しばらく待ちます。
  3. 少し待ち、下部のリスト上に「成功」と表示されたら変換完了です。
    下部のリスト上に「成功」と表示されたら変換完了

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