Avi2Dvd

Avi2Dvd の概要や使い方を紹介しています

Avi2Dvd を紹介しているページです

各種動画ファイルを、DVD データに変換することができるソフト「Avi2Dvd」。

Avi2Dvd
制作者 Trust Fm
日本語化パッチ 制作者 katgum
対応 98/Me/2000/XP/Vista

Avi2Dvd

avi / mkv / ogm / wmv 形式の動画ファイルを、DVD / VCD データに変換してくれるソフト。
字幕ファイルを合成する機能や、メニュー画面を作成する機能、チャプターを設定する機能 なども付いています。

「Avi2Dvd」は、動画をDVD データに変換してくれるソフトです。
(VCD / SVCD に変換することもできる)
Quenc / FreeEnc / NuEnc / HCEnc / CCE といったツールの フロントエンド ※1 で、avi / mkv / ogm / wmv 形式動画ファイル※2 を、家電のDVD プレイヤーでも再生できるDVD データに変換してくれます。
1 これらエンコーダーの中から、好きなものを使ってDVD へエンコードすることができる。
2 多重音声のmkv / ogm にも対応している(3 トラックまで有効)。
ちなみに、それぞれの動画ファイルに使用されている コーデック をインストールしている必要がある。

エンコードの際には、字幕ファイルを 3 つまで多重化させることができるほか、チャプターの間隔を設定したり、メニュー画面を作成したりすることもできます。
(ただし、メニュー画面を作成すると、エンコードにかなり時間がかかってしまうので注意)

使い方は以下のとおり※3
3 インストール時に「AviSynth」 「FFdshow」 「Xvid」 のインストールを促す画面が表示されますが、既にインストールしている場合はチェックを外しておいてOK です。

    ステップ 1 入力
  1. 複数のファイルを連結して一つのDVD データを作成したい場合、あらかじめ各ファイルの名前の末尾に「CD番号」を付けておきます※4
    4 例) testCD1.avi、testCD2.avi、testCD3.avi、testCD4.avi ...
    それぞれのファイルは、全て同じエンコード設定である必要があるので注意。
    (フレームレートが 30 と 29.97 の動画... くらいならOK な模様)
  2. 「Avi2Dvd.exe」を実行します。
  3. 左上の「動画ファイルを読み込む」ボタンをクリックし、DVD に変換したい動画を選択します。
    (複数のファイルを連結して出力したい場合は、「~CD1」のファイルを選択する)
  4. すぐ下の「アスペクト比」欄で、動画のアスペクト比を選択しておきます。
  5. もしインターレースを解除する場合は、「インターレース解除」にチェックを入れておきます。
  6. 読み込んだ動画の音声が日本語の場合は、(右側にある)「オーディオの選択」欄で「ja JAPANESE」を選択しておきます。
    ステップ 2 出力
  1. 「ステップ 2 出力」タブを開きます。
  2. 読み込んだ動画をDVD に変換する場合は、「DVD or SVCD」に、VCD に変換する場合は「VCD」にチェックを入れます。
  3. 画面中央にある「ディスクサイズ」欄で、作成するDVD データの目標サイズを設定します。
  4. 必要であれば、左下の「Audio Bitrate」欄で音声のビットレートを設定しておきます。
  5. ISO イメージファイル を作成する場合は、「ISO を作成」にチェックを入れ、「名前」欄に作成するイメージファイルの名前を入力しておきます。
  6. チャプターを打つ場合は、右端の「チャプタ」欄でチャプターの設定を行っておきます。
    「チャプタ間隔」欄に数値を入力すると、入力された数値(分)ごとにチャプターが挿入されます。
    全てのチャプターを手動で設定したい場合は、「チャプタリスト」欄にチャプターを挿入する時間(再生時間のこと)を秒単位で入力しておきます。
    複数のチャプターを打つ場合は、それぞれを半角カンマで区切っておきます※5
    5 例) 500 秒、1000 秒、1750 秒、2500 秒の地点にチャプターを打つ。
    0,500,1000,1750,2500
  7. 画面左下の方にある Select Destination Folder ボタンをクリックし、完成したDVD データを出力するフォルダを指定します。
    ステップ 3 エンコーダー
  1. 「ステップ 3 エンコーダー」タブを開きます。
  2. ここは、基本的にそのままの設定でOK。
    ただし、デフォルトの設定だと時間がかなりかかるので、もし作業時間を短くしたい場合は、「高品質」や「2 パスエンコード」等のチェックを外しておいてもよいでしょう。
    (その代わり、品質は下がる)
    ステップ 4 字幕
  1. 「ステップ 4 字幕」タブでは、字幕に関する設定を行うことができます。
    「ステップ1」で読み込んだ動画に字幕を付けたい場合は、「字幕 1」ボタンをクリックし、添付する字幕ファイルを読み込みます※6
    6 添付できる字幕ファイルは、txt / srt。
    (字幕に日本語が含まれる場合、正常にDVD データを作成できない?ようです)
    srt 形式の字幕ファイルを作る
    ステップ 5 DVD メニュー
    私の環境では、ここで作成したメニューを有効にすることができませんでした。
    (Vista / 0.4.5 Beta)
  1. 「ステップ 5 DVD メニュー」タブを開きます。
  2. ここでは、
    • 画像の取り込み
      読み込んでいる動画から、任意のフレームを静止画としてキャプチャーする
    • Mp3->Mp2
      任意のMP3 ファイルを、MP2 に変換する
      (メニュー画面では、BGM にMP2 しか使えない)
    • DVD メニューの作成
      メニュー画面を作成する
    という3 つの処理を行うことができます。
    基本的に「DVD メニューの作成」だけ行えばOK ですが、メニュー画面の背景画像やBGM を作成したい場合は、「画像の取り込み」及び「Mp3->Mp2」ボタンをクリックし、それぞれの処理を行っておきます。
    以下に、各機能の簡単な使い方を書いておきます。
  3. 画像の取り込み
    1. 「画像の取り込み」ボタンをクリック。
    2. 「VMRSnapShot Tool」というウインドウが開き、読み込んでいる動画が自動で再生されるので、画面左下の方にある「Pause (一時停止)」ボタンをクリックします。
    3. シークバーなどを使い、キャプチャしたい場面を探します。
      また、「ステップ2」でチャプターを設定しておいた場合は、右下にある「Avi2dvd ChapterList」から、任意のチャプターへ簡単にジャンプすることもできます。
    4. キャプチャしたい場面がきたら、「Take SnapShot」ボタンをクリック。
    5. そのまま「Save Snapshot」ボタンをクリックし、画像を任意のフォルダに保存します。
  4. Mp3->Mp2
    1. 「Mp3->Mp2」ボタンをクリック。
    2. 「Mp3 To Mp2 Converter Tool」という画面が表示されます。
      ここの「Load Mp3」ボタンをクリックし、MP2 に変換したいファイルを選択します。
    3. 「Bitrate」欄で、作成するMP2 ファイルのビットレートを指定しておきます。
    4. 「Convert It to Mp2」ボタンをクリックします。
    5. コマンドプロンプトが開き、変換が実行されます。
    6. しばらくすると、ファイルが
        C:¥Program Files¥Avi2Dvd¥Programs¥Menu¥Sounds
      内に出力されます。
  5. DVD メニューの作成
    1. 「DVD メニューの作成」ボタンをクリック。
    2. 「Dvd Menu Creator」というウインドウが表示されます。
      まず最初に、左下の「Background Image」ボタンをクリックし、メニュー画面の背景画像を設定します※7
      7 背景に使用できる画像は、GIF / BMP。
    3. 次に、その下にある「Background Sound」ボタンをクリックし、メニュー画面のBGM として使用する音声ファイル(MP2)を選択します。
    4. 右から2 番目にある「Add StartButton」をクリックし、スタートボタンを作成します。
      ここでは、スタートボタンの
      • Caption StartButton - リンクテキスト※8
      • Font Name - フォント
      • Font Charset - 文字コード
      • Font Style - フォントのスタイル(太字 / 斜体など)
      • Font Size - フォントサイズ
      • Font Color - フォントカラー
      • BackGround Color - フォントの背景色※9
      • Shadow Color - 影の色
      • Shadow Position - 影の位置
      • Shadow Size - 影の大きさ
      • On Object Selected Color - 選択時の文字色
      • On Object Highlighted Color - ハイライト時の文字色
      を設定することができます。
      8 日本語は使用できない模様。
      (フォントを正しく設定しても、縦書きで表示される...)

      9 透明(Transparency)にすることもできる。
      全て設定したら、「Add New」ボタンをクリック。
    5. チャプターを打つように設定している場合は、各チャプターへのリンクテキストを追加することもできます。
      その場合は、「Add ChapterButton」ボタンをクリックし、各種設定を行います※10
      10 設定できる項目は、スタートボタンの時と同じ。
      尚、最初に作成されたボタンは「チャプター1」へのリンク、次に作成されたボタンは「チャプター2」へリンク... という仕組みになっている。
      「Add ChapterButton」をクリックした後に表示される画面に、リンク先のチャプターが赤字で表示される。
    6. 必要に応じ、
      • Add AudioButton - 音声メニューへのリンク
      • Add SubButton - 字幕メニューへのリンク
      • Add Image - 画像
      • Add Text - テキスト
      を追加することもできます。
    作成したリンクボタンは、クリック → その他の場所をクリック することにより、移動させることができます。

設定が済んだら、画面下部にある「ジョブの追加」ボタンをクリック → 隣の「作業開始」ボタンをクリック →「PROCEED」を選択で変換開始です※11
11 「作業開始」をクリックすると、「Needed Space」として必要な空き容量が表示される。
ディスクに充分な空きスペースがない場合、「Cancel」をクリックする。

変換が開始されると、外部ソフトがいくつか自動的に立ち上がりますが、こちら側で必要な操作は特にありません※12
12 複数のファイルを連結して出力する場合で、各ファイルのフレームレートが微妙に異なる場合、「Frame rates of ○○ files differ」というダイアログが表示される。
(その場合、「OK」をクリックし、右下の「Start」ボタンを押せばよい)

しばらく待ち、「Log Window」欄に「All Jobs Done !!!」と表示されたら変換終了です。

変換が完了すると、「ステップ 2」で指定した出力先フォルダに「Avi2dvd_temp」というフォルダが作成され、その中に「DVD」フォルダが出力されます。(DVD に変換した場合)

家庭のDVD プレイヤーでこのデータを再生するには、「DVD」フォルダ内の「VIDEO_TS」、「AUDIO_TS」フォルダを 「ImgBurn」 などの ライティングソフト で焼けばOKです。
(ISO イメージファイルを作成した場合は、イメージファイルを焼けばよい)

尚、この「Avi2Dvd」をVista で使うと、フォントが汚くなる( =「ClearType」が無効になる)ことがあるようです。
これを修正するには、以下のような操作が必要になります。

  1. デスクトップ上で右クリック →「個人設定」を開き、
  2. 「ウインドウの色とデザイン」を選択 →
  3. 一番下にある「詳細な色のオプションを設定するにはクラシック スタイルの ~」というリンクをクリック →
  4. 「デザインの設定」というウインドウが開きます。
    ここの右下にある「効果」ボタンをクリック。
  5. 「次の方法でスクリーン フォントの縁を滑らかにする」にチェックを入れます。
  6. すぐ下にあるプルダウンメニューをクリックし、「ClearType」を選択 →
  7. 「OK」ボタンをクリックし、ウインドウを閉じます。
  8. 最後に、「適用」ボタンをクリックすれば作業完了です。

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