DVDStyler

DVDStyler の概要や使い方を紹介しています

DVDStyler を紹介しているページです

多彩な “ メニュー画面作成機能 ” を備えたDVD オーサリングソフト!「DVDStyler」。

DVDStyler
2.98 / 52906 票)
制作者 Alex Thuering
対応 XP/Vista/7/8/10
バージョン 3.2.1
更新日時 2021-11-02
ファイルサイズ 33.2 MB
公式
ミラー
ポータブル版

DVDStyler

各種動画ファイルを、メニュー画面付きの DVD データに変換してくれるソフト。
メニュー画面を複数個作成する機能や、作成した DVD データをそのままライティングする機能、音声や字幕を多重化する機能、ISO イメージファイル を作成する機能 なども付いています。
素材として使うことができるのは、AVI / ASF / WMV / FLV / MP4 / MPEG(MPEG-1 / MPEG-2)/ DV / VOB / M2TS / MKV / WebM / OGG / OGM / RM / MOV 等の動画ファイル。

「DVDStyler」は、各種動画ファイルをメニュー画面付きの DVD に変換してくれるソフトです。
そこそこ自由度の高いメニュー画面を作れるところが最大の特徴で、メニュー画面を複数個作成したり、メニュー画面の背景に動画を使用したり、メニュー画面内のジャンプボタン(リンクボタン)に好きな画像を使用したりすることができます。
DVD の素材として使うことができるのは、AVI / FLV / MP4 / M4V / MPEG(MPEG-1 / MPEG-2)/ VOB / M2P / M2TS / OGG / OGM / WMV / ASF / MKV / WebM / RM / MOV / DV / VRO 等の動画ファイル※1
1 対応フォーマット一覧
メニュー画面 / ジャンプボタン の背景には、JPG / BMP / PNG / TIF / GIF / PNM / PCX / ICO / CUR / ANI / TGA / XPM 形式の画像ファイルと、先述した動画ファイルを使用できるようになっています。
その他、

  • 素材動画に音声ファイル / 字幕ファイル を多重化する機能※2
  • 素材動画を、クロップ / トリミング する機能
  • 素材動画に、フェードイン / アウト 効果をかける機能
なども付いていたりします。
2 音声は、MPA / MP2 / MP3 / M4A / AC3 / DTS / PCM / LPCM / WAV ファイルを、字幕は SUB / SRT / SSA / SMI / RT / TXT / AQT / JSS / JS / ASS ファイルを多重化することができる。
多重化する音声ファイルは、音量を調整したりノーマライズしたりすることもできる。
(「ノーマライズ」とは、音割れが生じない程度に音量を上げ下げする機能)

使い方は以下の通り。

インストール時の注意
  1. インストールの際に、外部ツールのインストールを促す画面が表示されることがあります。
    (バージョンによっては表示されません)
    外部ツールのインストールを促す画面
    外部ツールのインストールを促す画面
    「Decline」ボタンをクリックする
    もしこのような画面が表示されたら、画面下部の「Skip」ボタンや「Decline」ボタンをクリックして下さい。
    「Skip」や「Decline」をクリックした後に「Confirmation」というダイアログが表示された時は、「Cancel」ボタンをクリックしてください。
    確認ダイアログ
    下記画像のように、チェックボックスを外すだけのタイプのものもあります
    外部ツールのインストールを促す画面
    また、「詳細設定」を選択し、すべてのチェックを外すタイプのものもあります
    「詳細設定」を選択し、すべてのチェックを外す
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準備
  1. インストールフォルダ内の「bin」フォルダに入っている「DVDStyler.exe」を実行します。
  2. 自動的に、「新規プロジェクト」という画面が立ち上がります。
    新規プロジェクト
    ここで、これから作成する DVD の
    • ディスクラベル - ディスク名
    • ディスク容量
    • 映像のビットレート
    • 音声のビットレート
    • タイトルの既定のポストコマンド※3
    • 映像形式 / 横縦比(アスペクト比) / 音声形式
    を設定します。
    3 “ タイトルを再生し終わった後 ” に実行するデフォルトのコマンド。
    日本のテレビの信号方式は「NTSC」なので、特に理由がなければ「映像形式」は「NTSC」にしておきます。
    音声も、特に理由がなければ「AC3」にしておきます。
    ちなみに、メニューバー上の「構成」→「設定」から、デフォルトのフォーマットを設定しておくことも可能となっています。
    設定
  3. プロジェクト内容の設定が終わったら、下部の「OK」ボタンをクリックします。
  4. 「DVD メニュー用テンプレートを選択」という画面が表示されます。
    DVD メニュー用テンプレートを選択
    ここで、作成する DVD に添付するメニューのタイプを選択し、「OK」ボタンをクリックします。
    (メニュー画面が二個くっついているものは、ルートメニュー&タイトルメニュー の意味)
    メニュー画面は後からどうとでもすることができるので、適当に選択しても OK です。
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素材となるファイルを登録する
  1. 画面下部の「動画ファイルをファイルブラウザーからここにドラッグします」という欄に、DVD の素材とする動画ファイルをドラッグ&ドロップします。
    (ドロップされたそれぞれの動画ファイルは、一つの“ タイトル ” として認識されます)
    「動画ファイルをファイルブラウザーからここにドラッグします」欄に、DVD の素材とする動画ファイルをドラッグ&ドロップする
  2. ファイルをドロップした時に
    • このファイルには PAL 形式の映像が含まれています。
      このファイルに合わせて、DVD の映像形式も PAL に変更しますか?
    というダイアログが表示されたら、「いいえ」を選択しておきます。
    このファイルに合わせて、DVD の映像形式も PAL に変更しますか?
  3. ドロップした動画ファイルが読み込まれるので、少し待ちます。
    (素材動画の内容によっては、そこそこ時間がかかる場合もあります)
    ファイル読み込み中...
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素材ファイルの削除、および、再生順序の調整
  1. ファイルを間違って追加してしまった時は、該当のファイルを右クリックして「削除」を選択します。
    タイトルの右クリックメニュー
    同様の手順で、メニュー画面を削除することもできたりします。
  2. タイトルの再生順を変更したい時は、目的のタイトルを右クリック →「移動」から、適宜並び順を調整しておきます。
    (タイトルを左右にドラッグ&ドロップしてもよい)
    タイトルの並び順を変更することもできる
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素材ファイルに、他の動画を “ チャプター ” として連結する
  1. 先程ドロップしたファイル(タイトル)に、他のファイルを “ チャプター2 ” というかたちで連結させることもできます。
    “ チャプター ” として連結させたいファイルがある場合は、下記のような操作を行います。
    1. チャプターの連結を行うタイトルを、タイトルリストの右端にドラッグ&ドロップします。
      (目的のタイトルを右クリックして「移動」→「右」から右端に移動させてもよい)
      チャプターを付加するタイトルを、タイトルリストの右端にドラッグ&ドロップする
    2. 右端に移動させたタイトルを右クリックし、「追加」から「ファイルをチャプターとして」を選択します。
      タイトルを右クリック →「追加」→「ファイルをチャプターとして」を選択し、チャプターとして連結するファイルを選択する
    3. 「ファイルを開く」ダイアログが表示されるので、チャプターとして連結するファイルを選択します。
    4. 選択したファイルが、「タイトル ○-2」として連結されます。
      選択したファイルが、「タイトル ○-2」として追加された
      同じようにして、チャプター3、4、5... と追加していくことも可能です。
    5. チャプターの連結を行ったタイトルをドラッグし、再生順(並び順)を元に戻しておきます
      (タイトルを右クリックして「移動」→「左」から元に戻してもよい)
      タイトルの並び順を戻しておく
      タイトルの並び順を戻しておく
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タイトルの設定を行う 1 - 映像 / 音声 / 字幕 のフォーマットを設定する
  1. 画面下部にあるタイトルのうち、いずれか一つを右クリックして「プロパティ」を選択します。
    タイトルの右クリックメニュー
  2. 該当タイトルのプロパティ画面が表示されます。
    タイトルのプロパティ
    ここで、該当タイトル / チャプター に関する様々な設定を行います。
    まず、画面上部の「映像」欄に表示されているフォーマットが、「NTSC 720x480」に、音声フォーマットが「AC3 48 kHz」になっていることを確認します。
    (素材のフォーマットが元々そのようであれば、「コピー」と表示される)
    映像や音声のフォーマットが元々 DVD の形式である場合、再エンコード(= 再トランスコード)なしで多重化のみを実行することもできたりします。
    (画面中段にある「再多重化 / トランスコードしない」を選択することができる)
    素材が元々 DVD の形式である場合、再エンコードなしで多重化することができる
  3. 音声欄の右側にあるプルダウンメニューをクリックし、音声の言語を設定します。
    (日本語なら「JA」、英語なら「EN」)
    音声の言語を設定する
  4. 素材動画に字幕が含まれている場合、該当の字幕を
    • Omit - 省略(DVD に含めない)
    • コピー(DVD に含める)
    のどちらにするのか選択できるようになっています。
    字幕の格納方法を選択する
    しかし、私の環境では、「コピー」にしても字幕の表示が確認できませんでした。
    (字幕の格納は確認できたのだが...)
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タイトルの設定を行う 2 - 映像を編集する
  1. DVD データへの変換を行う前に、映像をクロップしたり、映像にフェードイン / アウト 効果をかけたり、特定の場面を切り出したりすることもできます。
    これらの編集作業を行いたい時は、「映像」欄の右端にある ... をクリックします。
    「映像」欄の右側にある「...」をクリックする
  2. 映像のプロパティ画面が表示されます。
    映像のプロパティ画面
    映像をクロップしたい時は、画面左上にある「トリミング」欄で、フレームの端から削るサイズを指定します。
    (削るサイズを指定すると、プレビュー画面上の映像もリアルタイムに変化します)
    映像にフェードイン / アウト 効果をかけたい時は、左側にある「Fade-In/Out」欄で、フェードイン / アウト にかける時間(単位は秒)をそれぞれ指定します。
  3. 動画内の特定場面のみを切り出して DVD に変換したい時は、画面右側のプレビュー画面下部にあるシークバーを使い、切り出す場面の先頭位置を探します。
    (もしくは、シークバー下部の「開始」欄に、切り出し開始地点の再生時間を入力する)
  4. 切り出す場面の先頭を決めたら、下部の「開始」欄の右側にある ハサミアイコン をクリックします。
  5. 同様に、切り出す場面の末尾を探し、「終了」欄の右側にある ハサミアイコン をクリックします。
  6. 設定が終わったら、右下の「OK」ボタンをクリックします。
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タイトルの設定を行う 2 - 音声トラックや字幕トラックを追加する
  1. タイトルに音声トラックや字幕トラックを多重化したい時は、画面右上の + ボタンをクリック → 多重化する音声ファイルや字幕ファイルを選択します。
    右上の + をクリックし、多重化する音声ファイルや字幕ファイルを選択する
    ファイルを追加したら、その後言語設定を行います。
    追加したファイルの言語設定を行う
  2. 音声に関しては、右側にある ... をクリックすることにより、遅延時間の設定、および、音量調整やノーマライズを行ったりすることもできます。
    右上の + をクリックし、多重化する音声ファイルや字幕ファイルを選択する
    右上の + をクリックし、多重化する音声ファイルや字幕ファイルを選択する
    音声を遅延して開始させたい時は、「遅延時間」欄で遅らせる時間を指定します。
    (「ミリ秒」となっているが、実際には「分 : 秒」で指定する模様)
    音量調整を行う時は、「Volume adjustment」欄で
    • Change (%) - 変化後の音量値を、パーセンテージで指定
    • Change (dB) - 増減する音量値を、デシベルで指定
    のどちらかを選択 → 目標とする数値を入力します。
    ノーマライズを行う時は、「Normalize」を選択するだけで OK です。
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タイトルの設定を行う 4 - 字幕の設定
  1. 字幕ファイルを追加した時は、「字幕」欄の右側にある ... ボタンをクリックします。
    「字幕」欄の右側にある「...」ボタンをクリックする
  2. 「字幕プロパティ」という画面が表示されます。
    字幕プロパティ
    ここで、字幕の
    • 表示言語
    • Force display - 強制的に表示する
    • 文字符合化方式(文字コード)※4
    • フォント / 文字スタイル(Bold / Regular)/ 文字サイズ
    • 塗りつぶし色 / 透明度
    • 縁取りの色 / 透明度 / 太さ
    • 影の色 / 透明度 / ずれ
    • 配置
    • 余白
    を設定しておきます。
    字幕に日本語が含まれている場合、文字コードは「UTF-8」や「SHIFT_JIS」を、フォント は「MS Gothic」「Meiryo」などを選択しておくとよいでしょう。
    4 字幕ファイルそのものの文字コードと異なる文字コードを指定すると、変換の際にエラーになってしまうので注意。
    字幕付加が失敗する
    字幕ファイルの文字コードが分からない場合、メモ帳で字幕ファイルを開く → メニューバー上の「ファイル」から「名前を付けて保存」を選択し、画面下部の「文字コード」欄で確認するとよい。
    (「SHIFT_JIS」なら「ANSI」、「UTF-8」なら「UTF-8」と表示される)
    タイトルの並び順を戻しておく
    タイトルの並び順を戻しておく

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