Win7DSFilterTweaker

Windows 7 / 8 / 10 / 11 向けのデコーダー設定ユーティリティ。
H.264 / Xvid / DivX / MP4V / DV / MPEG-2 / MPEG-1 / VC-1 / WMVA / WMV1 / WMV2 / WMV3 / MJPEG / AAC / MP3 / MP2 / MP1 といったフォーマットのファイルを、どのデコーダーでデコードするのかを個別に設定できるようにしてくれます。
設定先として選べるデコーダーには、ffdshow / LAV Filters / Xvid / DivX / CoreAVC 等々のものがあります。

「Win7DSFilterTweaker」は、Windows 7 / 8 / 10 / 11 向けのデコーダー設定ソフトです。
H.264 / Xvid / DivX / MP4V / MPEG-2 / MPEG-1 / VC-1 / WMVA / WMV1 ～ 3 / DV / MJPEG 形式の動画ファイル、及び AAC / MP3 / MP2 / MP1 形式の音声ファイル を、それぞれどのアプリケーションでデコードするのかを指定できるように支援してくれる... というシステム設定カスタマイズツールです※1。
1 ここでの設定は、DirectShow ベースのプレイヤーにのみ反映される。
デフォルトのデコーダーとして指定できるデコーダーは 31 種類あり、具体的には次のようなものがあります※2。

2 OS が64 bit の場合、選べるデコーダーは Microsoft 標準 / ffdshow / LAV Video / MPCVideoDec / Xvid / CoreAVC / CoreAAC / Gabest MPEG-2 decoder / Bitcontrol MPEG-2 decoder のみ。
尚、「Win7DSFilterTweaker」で「ffdshow」を選択できるようにするには、あらかじめ「ffdshow」側で目的のフォーマットをデコードできるように設定しておく必要がある。
（たとえば、「Xvid」を「libavcodec」にしておく）
操作はラジオボタンの ON / OFF のみで行うことができ、また行った設定はいつでも修正できるようになっています。

使い方は以下のとおり。

• デフォルトのデコーダーを設定
• Media Foundation の設定
• 無効化する Microsoft コンポーネントを指定

1. 「Win7DSFilterTweaker_xx.exe」を実行します。
   （ ↑ xx のところは、バージョン番号）
2. 3 つのボタンが表示された画面が立ち上がります。
   
   ここで、「Preferred decoders」を選択。
3. 「Preferred DirectShow decoding filters in Windows 7」という画面が表示されます。
   
   そのまま、優先して使用する “ デフォルトのデコーダー ” を各フォーマットごとに設定していきます。
   どのデコーダーを使うかは、完全に好みです。
4. デコーダーを設定したら、画面右下にある「Apply ＆ Close」ボタンをクリック。
5. 再度、“ 3 つのボタンが表示された画面 ” が立ち上がります。
   
   先ほど「Microsoft」以外のデコーダーを選択した場合、引き続き「Media Foundation の設定」を行います。

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“ Windows 標準のデコーダーでは、デコードしたくないフォーマット ” を指定する
1. 3 つのボタンが表示された画面が立ち上がります。
   
   ここで「Media Foundation」を選択。
2. 「Media Foundation」という画面が表示されます。
   
   そのまま、Windows 7 / 8 / 10 の " Media Foundation " というコンポーネントでデコードさせたくないフォーマットにチェックを入れていきます※3。
   3 Media Foundation とは、DirectShow に代わる新しいAPI。
   Windows 7 / 8 / 10 では、通常DirectShow よりこの " Media Foundation " が優先して使われる。
   例えば、Windows 7 にはH.264 をデコードできる「Microsoft DTV-DVD Video decoder」というDirectShow Filter、「Microsoft H264 Video Decoder」というMedia Foundation Transform が存在するが、特に何もしなければ「Microsoft H264 Video Decoder」が優先される。
   ただし、「Media Foundation」を無効化すると、Windows エクスペリエンス インデックスを計測できなくなったり、HTML5 ページ内のMP4 動画を再生できなくなったりするので注意。
   Windows 8 を使用している場合、各種モダンUI アプリケーション上で、動画が再生できなくなることもあります。
3. 設定が済んだら、右下の「Apply ＆ Close」ボタンをクリックします。
   基本的には、これで設定完了です。
   ちなみに、m2ts / ts 等々、一部のファイルは、個別に無効化することができません。
   そのようなファイルを再生する際に Media Foundation を使いたくない場合は、下記手順により Media Foundation を完全に無効化する必要があります。

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1. 3 つのボタンが表示された画面が立ち上がります。
   
   ここで「MS Codec Tweaks」を選択。
2. 「Microsoft Codec Tweaks」という画面が表示されます。
   
   必要であれば、ここで
   • Microsoft DTV-DVD Audio Decoder
   • Microsoft DTV-DVD Video Decoder
   • Mpeg4s Decoder DMO
   • Mpeg43 Decoder DMO
   • MP3 Decoder DMO
   といったデコーダー、または「Media Foundation」を完全に無効化（ Disable ）しておきます。
   よく分からなければ、特に何もしなくてOK。
3. 設定が済んだら、右下の「Apply ＆ Close」ボタンをクリックします。

操作はこれで完了。
デコーダーを変更したくなったら、同じようにして処理を行います。
設定を元に戻したくなったら、それぞれの画面の左下にある「Reset」ボタンをクリック → 「Apply ＆ Close」ボタンを押せばOK です。