Audacity

Audacity の概要や使い方を紹介しています

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マルチトラック編集に対応した、高機能オーディオエディタ!「Audacity」。

Audacity Audacity
3.03 / 5 (1838 票)
対応 10/11
バージョン 4.0.1
更新日時 2026-09-30
ファイルサイズ 47.5 MB
公式
ポータブル版
Microsoft Store

Audacity

マルチトラック編集にも対応した高機能オーディオエディタ。
音声ファイルの波形を見ながら、不要な場面のカット / 指定した場面の複製 / 複数ファイルの合成 / 録音 / ピッチ変更 / フェードイン・アウト / リバーブ / イコライザー / コンプレッサー / ノーマライズ(音量正規化)/ VST 3 プラグイン や Nyquist プラグイン によるエフェクト付加... 等々の処理を行うことができます。
WAV / MP3 / FLAC / M4A / AAC / OGG / OPUS / WMA / AC3 などのフォーマットに対応しています。

Audacityは、高機能な音楽編集ソフトです。
音声ファイルの内容を視覚的に表現したグラフ(波形 / スペクトラム)を見ながら、実際にデータの編集を行うことができる... というビジュアル的な音声編集ツールです。
不要な場面のカット、フェードイン / アウト効果付加、ノイズ除去、ノーマライズ、ピッチ(音程)の変更、波形の左右反転... 等々、できることは非常に多く、フリーのオーディオエディタの中では最高峰と言っても良いくらい機能は豊富です。
マルチトラック編集※1 に対応しているところも大きなポイントで、複数のファイルを一つに合成したり、マルチトラックレコーディング※2 を行うこともできたりします。
1 複数の音源(トラック)を、一つの画面内で編集する機能のこと。
2 たとえば、ボーカル、ギター、ドラム... というように、各パート別に録音を行う機能のこと。
ほとんどの音声フォーマットに対応しているほか、動画の音声部分のみを読み込むことも可能となっています。
さらに、一部の VST 3 / Nyquist プラグイン を利用することもできたりします。

「Audacity」で音楽編集を楽しむ k本的キャット君

主な機能には、音源の再生 / 録音、フォーマット変換、選択した場面のカット / コピー / ペースト、選択した場面の複製 / 無音化 / トリミング / 新規トラック化(新規トラックに分割)、サンプリングレート変更、読み込んでいる複数トラックの合成、ステレオのモノラル化、波形の拡大 / 縮小表示、アンドゥ / リドゥ... などがあります。
また、各種エフェクト機能も搭載していて、トラックの全体、および特定場面に、下記のようなフィルタ効果を適用できるようになっています。

  • 増幅(アンプリファイア)
  • コンプレッサー
  • リミッター
  • ラウドネスノーマライズ
  • ノーマライズ
  • DC オフセットを削除
  • フェードイン / アウト
  • アジャスタブルフェード
  • クロスフェード
  • スタジオフェードアウト
  • ピッチ(音程)の変更
  • Paulstretch
  • イコライザー
  • ハイパスフィルター
  • ローパスフィルター
  • ノッチフィルター(特定帯域フィルタ)
  • シェルフィルター
  • クリックノイズの除去
  • ノイズの除去
  • クリッピングの修復
  • ノイズゲート
  • リバーブ
  • ディレイ
  • ボコーダー
  • トレモロ
  • インバース(波形の上下反転)
  • リバース(波形の左右反転)
  • 無音部分を切り詰める
増幅
増幅
ノーマライズ
ノーマライズ
リバーブ
リバーブ
加えて、指定した場面に DTMF トーン※3 / チャープ / トーン / ノイズ / 無音 / クリック を挿入したりする機能も付いていたりします。
3 Dial Tone Multi Frequency。
プッシュボタンの音。

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基本的な操作の流れは、大体以下のような感じです。

使用バージョン : Audacity 4.0.0
FFmpeg を導入し、対応形式を増やす
  1. 「Audacity」上で、より多くのファイルを読み書きできるようにしたい場合は をダウンロード&インストール します。
目次へ戻る
インストール後の初期設定
  1. インストールが完了すると、最初に「始めましょう」という画面が表示されます。
    始めましょう
    設定は後から変更することもできるので、気軽にテーマや配色を設定していきます。
    クリップの表示方法
    クリップの表示方法
    尚、「オーディオプラグインを検証」という画面が表示された時は、適宜「検証」ボタンをクリックしてください。
    オーディオプラグインを検証
  2. 途中表示される「どのレイアウト(ワークスペース)を使用しますか?」という画面では、ユーザーインターフェースのレイアウトを指定することができます。
    どのレイアウト(ワークスペース)を使用しますか?
    やはり後から変更することができるので、どちらを選択しても OK です。
    このページでは、「モダン」レイアウトを使った場合を例として紹介していきます。
  3. 最後の方で「audio.com のアカウントに接続」という画面が表示されます。
    audio.com のアカウントに接続
    audio.com のアカウントを持っていればサインインしても OK ですが、audio.com を知らなければスキップして OK です。
  4. 最後に、テレメトリー等に関する画面が表示されます。
    テレメトリー等の設定
    Audacity の使用状況を匿名で開発者に送信しても良ければ、右下の「承認して継続」ボタンをクリックします。
    使用状況の送信を行いたくない場合は、下部の「UUID を無効にする」ボタンをクリックして OK です。
目次へ戻る
VST 3 / Nyquist プラグインをインストールする(必要な場合のみ)
  1. 「Audacity」のインストールを済ませておきます。
  2. VST 3 プラグインをインストールする場合は、vst3 ファイルを
    C:\Program Files\Common Files\VST3
    内にコピーします※4。
    vst3 ファイルを、「C:\Program Files\Common Files\VST3」フォルダ内にコピーする
    4 「Audacity」側で、VST3 のインストールフォルダを指定することで使うことも可能。
    (設定画面の「プラグイン」メニュー)
    「Audacity」側で、VST3 のインストールフォルダを指定することも可能

    Nyquist プラグインをインストールする場合は、ny ファイルを
    C:\Program Files\Audacity 4\bin\nyquist-plug-ins
    または
    C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Audacity\Audacity4\Plug-Ins
    内にコピーします。
    ny ファイルを、「C:\Program Files\Audacity 4\bin\nyquist-plug-ins」フォルダ内にコピーする
  3. 「Audacity」を起動し、メニューバー上の「エフェクト」、または「解析」から「プラグインマネージャ」を選択します。
    メニューバー上の「エフェクト」、または「解析」から「プラグインマネージャ」を選択する
  4. 「プラグインを管理」という画面が表示されます。
    プラグインを管理
    あとは、左下にある「プラグインを再スキャン」ボタンをクリックすれば OK です。
    (一応、有効化したいプラグインの先頭にチェックが入っているか確認しておいてください)
    以降、メニューバー上の「エフェクト」→「Nyquist」または「VST3」から、追加したプラグインを使えるようになっています。
    (全てのプラグインに対応している訳ではないので注意)
    メニューバー上の「エフェクト」→「Nyquist」または「VST3」から、追加したプラグインを使えるようになっている
目次へ戻る
基本的な使い方
  1. 「Audacity.exe」を実行します。
  2. 起動時にウェルカム画面が表示されます。
    ウェルカム画面
    次回からこの画面を表示させたくない場合は、左下にある「起動時に Welcome ダイアログを表示しない」にチェックを入れてから画面を閉じます。
  3. メイン画面が表示されます。
    メイン画面
    最初に「プロジェクト」という画面が表示されるので、画面中央の「新規プロジェクト」ボタンをクリックするか、画面右下にある「新規」ボタンをクリックします。
  4. エディタ画面が表示されます。
    エディタ画面
    ここに、編集したいファイルをドラッグ&ドロップで放り込みます。
    編集したいファイルをドラッグ&ドロップする
    録音を行う場合は、# 録音を行う を参照してください。
  5. 読み込んだファイルの波形が表示されます。
    読み込んだファイルの波形が表示される
    必要に応じて、ファイルのタイトル部分を左右にドラッグし、再生位置を調整します。
    ファイルのタイトル部分をドラッグし、再生位置を調整する
    複数のファイルを一つに合成したい時は、ファイルをさらにドラッグ&ドロップで追加し、必要に応じて再生位置の調整を行います。
    複数のファイルを一つに合成したい時は、ファイルをさらにドラッグ&ドロップする
    ファイルのタイトル部分をドラッグし、再生位置を調整する
    ちなみに、各トラックの先頭と末尾がピッタリくっつくと、エディタ上に黄色いラインが表示されます。
    各トラックの先頭と末尾がピッタリくっつくと、エディタ上に黄色いラインが表示される
    複数のファイルを連結したい時は、このようにトラックをピッタリ並べておきます。
    必要に応じて、一つのトラック内に複数のファイルを並べても OK です。
    一つのトラック内に複数のファイルを並べても OK
    尚、エディタ画面は、ツールバー上の 拡大 縮小 ボタンをクリックするか、ホットキー
    • Ctrl + = - 拡大
    • Ctrl + - - 縮小
    を押すことで、拡大 / 縮小 することができます。
    再生時間の長いファイルを編集する時は、適宜画面を縮小したりしながら操作を行うと良いでしょう。
  6. ファイル内の特定部分のみを編集したい時は、該当の部分をドラッグして選択状態にしておきます。
    ( “ Ctrl + Alt + A ” を押すことで、トラック全体を選択状態にすることも可能)
    ファイル内の特定部分のみを編集したい時は、該当の部分をドラッグして選択状態にする
    範囲選択する際は、音源を実際に再生しながら微調整するとよいでしょう※5。
    5 音量が最大になっていることもあるため、右端にある音量レベルバーをドラッグし、音量を調整しておくとよい。
    再生レベルバー
  7. 目的に応じた処理を行います。
    任意の部分をカットしたりコピーしたりする時は、選択領域上で右クリックするか、メニューバー上の「編集」から操作を行います※6。
    選択領域上での右クリックメニュー
    選択領域上での右クリックメニュー
    「編集」メニュー
    6 画面右上にある 歯車 ボタンをクリックすることで、カット / コピー / ペースト / 分割 / トリミング 等のツールボタンの表示設定を変更することもできる。
    右上にある歯車ボタンをクリックする
    ツールバー上に表示するボタンの表示設定を行うことができる
    カットについては、カットした部分を
    • 空白領域(ギャップ)として残す
    • 空白領域を残さずに、詰める
    のかを選択することができます。
    (設定の「オーディオ編集」画面で変更することができます)
    クリップの一部を削除する場合の動作を選択
    ギャップを閉じる場合に行なう動作
    任意の部分に、DTMF トーン / ノイズ などを挿入する時は「生成」から操作を行い、各種エフェクト効果をかけたい時は「エフェクト」から操作を行います※7
    「生成」メニュー
    「エフェクト」メニュー
    7 エフェクトによっては、処理後の内容をプレビュー再生できるものもある。
    (エフェクト設定ダイアログ内にある「プレビュー」ボタンを押す)
    エフェクトによっては、処理後の内容をプレビュー再生できるものもある
  8. ちなみに、各トラックの先頭にあるツマミをドラッグすることで、該当トラックのパン( L / R 出力)を調整することができます。
    各トラックの先頭にあるツマミをドラッグすることで、該当トラックのパン( L / R 出力)を調整することができる
    同様に、トラックの先頭にあるスライダーをドラッグすることで、ゲイン(音量)を調整できるようにもなっています。
    トラックの先頭にあるスライダーをドラッグすることで、ゲイン(音量)を調整することができる
  9. 時間の長い音源を編集する時は、部分部分に “ ラベル ” を付けると編集しやすいです。
    ( イントロ、A メロ、B メロ、サビ... のような、テキストによる目印 )
    ラベル付けを行いたい時は、目的とする部分をマウスドラッグで範囲選択 → メニューバー上の「編集」→「ラベル」から「ラベルを追加」を選択します。
    メニューバー上の「編集」→「ラベル」から「ラベルを追加」を選択する
    すると、画面内に “ ラベルトラック ” が生成され、選択していた部分に空のラベルが追加されます。
    ラベルトラックが生成された
    あとは、この空ラベルに任意のテキストを入力すれば OK。
    ラベルを設定する
    ラベルは、ラベル部分を左右にドラッグすることで移動できるようになっています。
    ラベル部分を左右にドラッグすることで、移動させることも可能
    また、端の部分をドラッグすることで、範囲選択の修正を行うこともできます。
    端の部分をドラッグすることで、範囲選択の修正を行うこともできる
  10. 編集が終わったら、メニューバー上の「ファイル」から「オーディオを書き出す」を選択します※8。
    メニューバー上の「ファイル」→「オーディオを書き出す」から、ファイルの保存を行う
    8 「ファイル」→「保存」から、現在の作業状態をプロジェクトファイルとして保存することも可能。
    「保存」メニューから、“ 現在の作業状態 ” を保存することも可能
    プロジェクトの保存ダイアログ
  11. 「どのようにエクスポートしますか?」という画面が表示されるので、右側にある「コンピュータに書き出す」ボタンをクリックします※9。
    どのようにエクスポートしますか?
    9 左下にある「次回から表示しない」にチェックを入れることで、次回エクスポート時からこのダイアログをスキップすることもできる。
  12. 「オーディオを書き出す」という画面が表示されます。
    オーディオを書き出す
    あとは、
    • ファイル名
    • フォルダ(右側にある「閲覧」ボタンをクリックして指定する)
    • フォーマット
    • チャンネル
    • サンプルレート
    • エンコーディング
    • 最初のクリップより前の空白をトリミングするかどうか
    といったオプションを指定し、右下の「書き出す」ボタンをクリックすれば OK です。
    出力するファイルのフォーマットを選択する
    出力するファイルのエンコーディングを選択する
    ファイル書き出し中...
    必要に応じて、左下の「メタデータを編集」ボタンからメタデータの編集を行うこともできたりします。
    メタデータの編集を行うことも可能
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録音を行う
  1. メニューバー上の「編集」から「設定」を開きます。
    ファイル書き出し中...
  2. 左メニュー内にある「オーディオ設定」を開きます。
    左メニュー内にある「オーディオ設定」を開く
  3. 右側にある「録音デバイス」および「録音チャンネル」欄で、録音元のデバイスとチャンネルを指定します。
    「録音デバイス」および「録音チャンネル」欄で、録音元のデバイスとチャンネルを設定する
    尚、すぐ上にある「ホスト」を「Windows WASAPI」にしておくと、録音デバイスとして再生スピーカーを選択できるようになります。
    (Windows Vista 以降)
    「ホスト」を「Windows WASAPI」にしておくと、録音デバイスとして再生スピーカーを選択できるようになる
  4. 録音元のデバイス(入力元の機器)で、何らかの音声を再生させてみます。
  5. そのままツールバー上の マイク ボタンをクリックし、音声の入力レベルを確認します。
    ツールバー上のマイクボタンをクリックし、音声の入力レベルを確認する
    メーターが「0」を振り切っている場合は、録音元となるデバイスの音量を下げてみます。
    (「0」を振り切ってしまうと、録音時に音割れが生じてしまうため)
    逆に、メーターが「0」から程遠いところまでしか伸びていない場合は、録音元となるデバイスの音量を上げてみます。
  6. 通常、録音された音声データは、エディタ上で選択しているトラックに出力されます。
    (選択中のトラックに音声データがある場合、録音された音声は選択中のトラックに重ね録りされる)
    録音された音声データを新規トラックに出力したい時は、画面左上の「トラックを追加」ボタンをクリック →「モノラル」または「ステレオ」を選択し、新しいトラックを作成&選択しておきます。
    画面左上の「トラックを追加」ボタンをクリックする
    「モノラル」または「ステレオ」を選択する
    作成されたトラックを選択しておく
  7. 録音元の準備が整ったら、ツールバー上にある 録音 ボタンをクリックします。
    ( R キーを押すことでも、録音を開始することはできる)
    録音ボタンをクリックする
    尚、録音の前に一定秒数の待ち時間を入れる「リードイン録音」という機能も付いています。
    (「カウントイン」や「プリカウント」のような機能)
    リードイン録音を行うと、タイムラインカーソルの位置から 2 秒戻って再生が行われ※10、2 秒経ってからタイミングよく録音を開始することができます。
    この位置からリードイン録音を行うと...
    2 秒戻ってから再生が開始される
    このリードイン録音を行いたい場合は、“ Shift + D ” を押します。
    10 リードイン録音は、最低でも 1 つのトラックが存在していないと実行することはできない。
    また、「0:00」の位置からリードイン録音を実行することもできないので注意。
    リードインの時間を変更したい時は、メニューバー上の「編集」から「設定」を開き、左メニュー内の「録音 / 再生」を開く。
    (右側の画面を下にスクロールし「録音開始までのリードインタイム」欄で秒数を指定する)
    「録音開始までのリードインタイム」欄で、リードインの時間を変更できる
  8. 録音が開始されます。
    録音が開始される
    “ Shift + D ” キーを押した場合は、タイムラインカーソルの位置から 2 秒戻って再生が行われ、2 秒経ってから録音が開始されます。
  9. 録音が終わったら、 停止 ボタンをクリックするか、R キー、もしくは スペース キーを押します。
    停止ボタンをクリックする
  10. これで録音完了です。
    録音完了
    必要であれば、同じような手順で録音を続けます。
  11. 録音が完了したら、メニューバー上の「ファイル」から「オーディオを書き出す」からエクスポートを行えば OK。
    メニューバー上の「ファイル」→「オーディオを書き出す」から、ファイルの保存を行う
    もちろん、保存する前に編集作業を行ってもOK です。

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