マルチトラック編集に対応した、高機能オーディオエディタ!「Audacity」。
Audacity
マルチトラック編集にも対応した高機能オーディオエディタ。
音声ファイルの波形を見ながら、不要な場面のカット / 指定した場面の複製 / 複数ファイルの合成 / 録音 / ピッチ変更 / フェードイン・アウト / リバーブ / イコライザー / コンプレッサー / ノーマライズ(音量正規化)/ VST 3 プラグイン や Nyquist プラグイン によるエフェクト付加... 等々の処理を行うことができます。
WAV / MP3 / FLAC / M4A / AAC / OGG / OPUS / WMA / AC3 などのフォーマットに対応しています。
Audacityは、高機能な音楽編集ソフトです。
音声ファイルの内容を視覚的に表現したグラフ(波形 / スペクトラム)を見ながら、実際にデータの編集を行うことができる... というビジュアル的な音声編集ツールです。
不要な場面のカット、フェードイン / アウト効果付加、ノイズ除去、ノーマライズ、ピッチ(音程)の変更、波形の左右反転... 等々、できることは非常に多く、フリーのオーディオエディタの中では最高峰と言っても良いくらい機能は豊富です。
マルチトラック編集※1 に対応しているところも大きなポイントで、複数のファイルを一つに合成したり、マルチトラックレコーディング※2 を行うこともできたりします。
1
複数の音源(トラック)を、一つの画面内で編集する機能のこと。
2
たとえば、ボーカル、ギター、ドラム... というように、各パート別に録音を行う機能のこと。
ほとんどの音声フォーマットに対応しているほか、動画の音声部分のみを読み込むことも可能となっています。
さらに、一部の VST 3 / Nyquist プラグイン を利用することもできたりします。
- Windows 11 の「サウンドレコーダー」を使い、音声や音楽の録音を行う
- Windows 10 の「ボイスレコーダー」を使い、音声や音楽の録音を行う
- 各種動画ファイルや音声ファイルを、無劣化で高速にカットしたり連結したりすることができるソフト「LosslessCut」
主な機能には、音源の再生 / 録音、フォーマット変換、選択した場面のカット / コピー / ペースト、選択した場面の複製 / 無音化 / トリミング / 新規トラック化(新規分離)、サンプリングレート変更、読み込んでいる複数トラックの合成、ステレオのモノラル化、波形の拡大 / 縮小表示、アンドゥ / リドゥ... などがあります。
また、各種エフェクト機能も搭載していて、トラックの全体、および特定場面に、下記のようなフィルタ効果を適用できるようになっています。
- 増幅(アンプリファイア)
- コンプレッサー
- リミッター
- ラウドネスノーマライズ
- ノーマライズ
- DC オフセットを削除
- フェードイン / アウト
- アジャスタブルフェード
- クロスフェード
- スタジオフェードアウト
- ピッチ(音程)の変更
- Paulstretch
- イコライザー
- ハイパスフィルター
- ローパスフィルター
- ノッチフィルター(特定帯域フィルタ)
- シェルフィルター
- クリックノイズの除去
- ノイズの除去
- クリッピングの修復
- ノイズゲート
- リバーブ
- ディレイ
- ボコーダー
- トレモロ
- インバース(波形の上下反転)
- リバース(波形の左右反転)
- 無音部分を切り詰める
4 Dial Tone Multi Frequency。
プッシュボタンの音。 Amazon タイムセール会場
基本的な操作の流れは、大体以下のような感じです。
- 「Audacity」上で、より多くのファイルを読み書きできるようにしたい場合は をダウンロード&インストール します。
- インストールが完了すると、最初に「始めましょう」という画面が表示されます。
設定は後から変更することもできるので、気軽にテーマや配色を設定していきます。
尚、「オーディオプラグインを検証」という画面が表示された時は、適宜「検証」ボタンをクリックしてください。
- 途中表示される「どのレイアウト(ワークスペース)を使用しますか?」という画面では、ユーザーインターフェースのレイアウトを指定することができます。
やはり後から変更することができるので、どちらを選択しても OK です。
このページでは、「モダン」レイアウトを使った場合を例として紹介していきます。 - 最後の方で「audio.com のアカウントに接続」という画面が表示されます。
audio.com のアカウントを持っていればサインインしても OK ですが、audio.com を知らなければスキップして OK です。
- 最後に、テレメトリー等に関する画面が表示されます。
Audacity の使用状況を匿名で開発者に送信しても良ければ、右下の「承認して継続」ボタンをクリックします。
使用状況の送信を行いたくない場合は、下部の「UUID を無効にする」ボタンをクリックして OK です。
- 「Audacity」のインストールを済ませておきます。
- VST 3 プラグインをインストールする場合は、vst3 ファイルを
C:\Program Files\Common Files\VST3内にコピーします※5。 5 「Audacity」側で、VST3 のインストールフォルダを指定することで使うことも可能。
(設定画面の「プラグイン」メニュー)
Nyquist プラグインをインストールする場合は、ny ファイルをC:\Program Files\Audacity 4\bin\nyquist-plug-insまたはC:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Audacity\Audacity4\Plug-Ins内にコピーします。 - 「Audacity」を起動し、メニューバー上の「エフェクト」、または「解析」から「プラグインマネージャ」を選択します。
- 「プラグインを管理」という画面が表示されます。
あとは、左下にある「プラグインを再スキャン」ボタンをクリックすれば OK です。
(一応、有効化したいプラグインの先頭にチェックが入っているか確認しておいてください)
以降、メニューバー上の「エフェクト」→「Nyquist」または「VST3」から、追加したプラグインを使えるようになっています。
(全てのプラグインに対応している訳ではないので注意)
- 「Audacity.exe」を実行します。
- 起動時にウェルカム画面が表示されます。 次回からこの画面を表示させたくない場合は、左下にある「起動時に Welcome ダイアログを表示しない」にチェックを入れてから画面を閉じます。
- メイン画面が表示されます。 最初に「プロジェクト」という画面が表示されるので、画面中央の「新規プロジェクト」ボタンをクリックするか、画面右下にある「新規」ボタンをクリックします。
- エディタ画面が表示されます。 ここに、編集したいファイルをドラッグ&ドロップで放り込みます。 録音を行う場合は、# 録音を行う を参照してください。
- 読み込んだファイルの波形が表示されます。
必要に応じて、ファイルのタイトル部分を左右にドラッグし、再生位置を調整します。
複数のファイルを一つに合成したい時は、ファイルをさらにドラッグ&ドロップで追加し、必要に応じて再生位置の調整を行います。
ちなみに、各トラックの先頭と末尾がピッタリくっつくと、エディタ上に黄色いラインが表示されます。 複数のファイルを連結したい時は、このようにトラックをピッタリ並べておきます。
尚、エディタ画面は、ツールバー上の
ボタンをクリックするか、ホットキー
- Ctrl + = - 拡大
- Ctrl + - - 縮小
再生時間の長いファイルを編集する時は、適宜画面を縮小したりしながら操作を行うと良いでしょう。 - ファイル内の特定部分のみを編集したい時は、該当の部分をドラッグして選択状態にしておきます。
( “ Ctrl + Alt + A ” を押すことで、トラック全体を選択状態にすることも可能) 範囲選択する際は、音源を実際に再生しながら微調整するとよいでしょう※6。
6 音量が最大になっていることもあるため、右端にある音量レベルバーをドラッグし、音量を調整しておくとよい。
- 目的に応じた処理を行います。
任意の部分をカットしたりコピーしたりする時は、選択領域上で右クリックするか、メニューバー上の「編集」から操作を行います※7。7 画面右上にある
ボタンをクリックすることで、カット / コピー / ペースト / トリミング 等のツールボタンの表示設定を変更することもできる。
カットについては、カットした部分を
- 空白領域(ギャップ)として残す
- 空白領域を残さずに、詰める
(設定の「オーディオ編集」画面で変更することができます)
任意の部分に、DTMF トーン / ノイズ などを挿入する時は「生成」から操作を行い、各種エフェクト効果をかけたい時は「エフェクト」から操作を行います※8
8 エフェクトによっては、処理後の内容をプレビュー再生できるものもある。
(エフェクト設定ダイアログ内にある「プレビュー」ボタンを押す)
- ちなみに、各トラックの先頭にあるツマミをドラッグすることで、該当トラックのパン( L / R 出力)を調整することができます。
同様に、トラックの先頭にあるスライダーをドラッグすることで、ゲイン(音量)を調整できるようにもなっています。
- 時間の長い音源を編集する時は、部分部分に “ ラベル ” を付けると編集しやすいです。
( イントロ、A メロ、B メロ、サビ... のような、テキストによる目印 )
ラベル付けを行いたい時は、目的とする部分をマウスドラッグで範囲選択 → メニューバー上の「編集」→「ラベル」から「ラベルを追加」を選択します。 すると、画面内に “ ラベルトラック ” が生成され、選択していた部分に空のラベルが追加されます。 あとは、この空ラベルに任意のテキストを入力すれば OK。ラベルは、ラベル部分を左右にドラッグすることで移動できるようになっています。
また、端の部分をドラッグすることで、範囲選択の修正を行うこともできます。
- 編集が終わったら、メニューバー上の「ファイル」から「オーディオを書き出す」を選択します※9。
9 「ファイル」→「保存」から、現在の作業状態をプロジェクトファイルとして保存することも可能。
- 「どのようにエクスポートしますか?」という画面が表示されるので、右側にある「コンピュータに書き出す」ボタンをクリックします※10。 10 左下にある「次回から表示しない」にチェックを入れることで、次回エクスポート時からこのダイアログをスキップすることもできる。
- 「オーディオを書き出す」という画面が表示されます。
あとは、
- ファイル名
- フォルダ(右側にある「閲覧」ボタンをクリックして指定する)
- フォーマット
- チャンネル
- サンプルレート
- エンコーディング
- 最初のクリップより前の空白をトリミングするかどうか
必要に応じて、左下の「メタデータを編集」ボタンからメタデータの編集を行うこともできたりします。
- メニューバー上の「編集」から「設定」を開きます。
- 左メニュー内にある「オーディオ設定」を開きます。
- 右側にある「録音デバイス」欄で、録音元のデバイス&チャンネル を指定します。
尚、すぐ上にある「ホスト」を「Windows WASAPI」にしておくと、録音デバイスとして再生スピーカーを選択できるようになります。
(Windows Vista 以降) - 録音元のデバイス(入力元の機器)で、何らかの音声を再生させてみます。
- そのままツールバー上の
ボタンをクリックし、音声の入力レベルを確認します。
メーターが「0」を振り切っている場合は、録音元となるデバイスの音量を下げてみます。
(「0」を振り切ってしまうと、録音時に音割れが生じてしまうため)
逆に、メーターが「0」から程遠いところまでしか伸びていない場合は、録音元となるデバイスの音量を上げてみます。 - 通常、録音された音声データは、エディタ上で選択しているトラックに出力されます。
(選択中のトラックに音声データがある場合、録音された音声は選択中のトラックに重ね録りされる)
録音された音声データを新規トラックに出力したい時は、画面左上の「トラックを追加」ボタンをクリック →「モノラル」または「ステレオ」を選択し、新しいトラックを作成&選択しておきます。
- 録音元の準備が整ったら、ツールバー上にある
ボタンをクリックします。
( R キーを押すことでも、録音を開始することはできる)
- 録音が開始されます。
- 録音が終わったら、
ボタンをクリックするか、R キー、もしくは スペース キーを押します。
- これで録音完了です。 必要であれば、同じような手順で録音を続けます。
- 録音が完了したら、メニューバー上の「ファイル」から「オーディオを書き出す」からエクスポートを行えば OK。
もちろん、保存する前に編集作業を行ってもOK です。
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