tabbyFile

タブ切り替え型のシンプルな 2 画面ファイラー。
1 つのウインドウ内に、2 つの異なる画面（フォルダ）を左右に並べて表示させることができ、尚且つそれぞれの画面内に、複数のフォルダをタブ形式で開いていくことができる... という特徴を持っています。
名前の一部でファイルを絞り込み表示する機能や、特定フォルダへのショートカットを作成する機能、現在開いている “ タブの状態 ” を保存する機能、ソフトを登録できるクイック起動... 等の機能が付いています。

「tabbyFile」は、タブ切り替え型のシンプルな 2 画面ファイラーです。
2 つのフォルダを左右に並べて表示することができる “ 2 画面ファイラー ” と、1 つの画面内に、複数のフォルダをタブ形式で開いていくことができる “ タブファイラー ” をミックスさせたような感じの使いやすいソフトです※1。
1 タブは、2 つの画面間で共有して使えるようになっている。
（たとえば、左の画面で開いたタブを、右の画面で開くこともできる）
英語のソフトではありますが、インターフェースはかなりシンプルなので操作は簡単。
一方、シンプルでありながらもそこそこ高機能で、

• よく使うアプリケーションへのショートカットを登録することができる “ クイックランチバー ”
• ファイル / フォルダ を、名前の一部で絞り込み表示することができる “ フィルタ ”
• 開いているタブの状態を保存することができる “ レイアウト ”
• 指定したフォルダへのショートカットを登録することができる “ お気に入り ”

等々、便利な機能を多々備えているので、メインのファイラーとしても十分に使っていけるのではないかと思います。

操作方法は、基本的にエクスプローラと同じです※2。
2 デフォルトでは、「F2」キーに “ 表示形式の切り替え ” が割り当てられているので、普段「F2」キーでリネームしている人は、あらかじめこのホットキーを変えておくといいかも...
（ メニューバー上の「Options」から「Hotkeys」を開き、「Cycle View」のホットキーを変更する）
ファイルやフォルダの右クリックメニュー / 右ドラッグメニュー もエクスプローラと同じものを使うことができ、画面右上に表示されているエクスプローラボックス※3 の からは、フォルダツリーを表示させることもできたりします。
3
これはアドレスバー代わりにもなっていて、フォルダパスを入力 →「Enter」キーを押すことで、該当のフォルダへと移動することができる。
タブを新しく開く時は、タブバー上の何もないところでダブルクリックすればよく、ファイルの表示形式を切り替える時は、ツールバー上の ボタンをクリックすればOK です※4。
4 フォルダの背景で右クリック →「View」からでもOK。
また、画面に表示されている 2 つのフォルダ間で、ファイルをやりとり（ドラッグ＆ドロップ）することももちろん可能です。
ほかにも、

• 一つ上の階層へ移動※5
• ファイルのフィルタリング※6
• ファイルのグルーピング※7
• ごみ箱を空にする※8
• アクティブなフォルダを “ お気に入り ” に登録※9
• 現在開いているタブの状態を保存※10
• 表示中のフォルダをカレントにし、コマンドプロンプトを開く※11

といった機能も付いています。
5 ツールバー上の ボタンを押すか、フォルダの背景をダブルクリック。
6 フィルタリングバー（ ）にファイル名の一部を入力し、「Enter」キーを押す。
（日本語は認識しないようなので注意）
7 フォルダの背景で右クリック →「Grouping」から。
ファイルを、名前 / サイズ / 種類 / 更新日時 ごとに、分類して表示することができる。
8 フォルダの背景で右クリック →「Actions」→「Empty Recycle Bin」。
9 お気に入りバー（ ）に、適当な名前を入力 → ボタンを押す。
10 レイアウトバー（ ）に、適当な名前を入力 → ボタンを押す。
11 ステータスバー上に表示されている ボタンをクリック。

尚、メニューバー上の「Options」→「Switches」から、各種設定を変更できるようになっています。
設定は、基本的に True / False （ON / OFF）を切り替えるだけなので、英語とはいえ非常に簡単。
設定可能なオプションには、以下のようなものがあります。
（設定を反映させるために、「tabbyFile」の再起動が必要になるものもあります）

• Always On Top
  常に最前面に表示する
• Close Application To Tray
  タイトルバー上の「×」ボタンを押した時に、タスクトレイへ格納する
• Confirm Delete
  「お気に入りフォルダ」や「レイアウト」を削除する際に、確認ダイアログを表示する
• Limit To One Instance
  多重起動を禁止する
• Show Hidden Files
  隠しファイルを表示する
• Show Long Path In Tabs
  各タブ上に、フォルダ名ではなくフルパスを表示する
• Show Taskbar Button
  タスクバーに、タスクボタンを表示する
• Start tabbyFile Minimized
  最小化状態で起動する
• Switch Tabs When Dragging
  ファイルを他のタブにドラッグした時、ドラッグ先のフォルダをアクティブにする
• Use 2 Explorer Windows
  2 画面構成にする

ちなみに、True / False のうち、黄色で表示されている方がデフォルトの設定です。
さらに、同「Options」→「Preference」から、以下のような設定を行うこともできたりします。

• "New Tab" Directory
  新規タブの基本フォルダ
• Default Layout
  デフォルトのレイアウト
• Inactive Browser Color
  非アクティブ画面の背景色
• Tab Alignment
  タブを表示する位置（Top / Bottom / Right / Left ）

そのほか、「Options」→「Toolbars」から、

• Filter
  ファイルを（名前の一部で）フィルタリングするための “ フィルタリングバー ”
• Explorer Box
  フォルダツリーを格納した “ エクスプローラボックスバー ”
• Buttons
  ツールボタン
• Favorits
  指定したフォルダへのショートカットを登録することができる “ お気に入りバー ”
• Layouts
  指定したタブレイアウトを保存しておくことができる “ レイアウトバー ”
• Drives
  各ドライブのショートカットアイコンが登録された “ ドライブバー ”
• Quick Launch
  EXE ファイルを、ドラッグ＆ドロップで登録できる “ クイックランチバー ”

の表示を ON / OFF にしたり、ツールバーの位置を固定（Lock Toolbar）させることもできたりします。

Tips

フォルダ上でミドルクリック フォルダの背景でミドルクリック タブをダブルクリック タブをミドルクリック フィルターバー上で右クリック

→　フォルダを新しいタブで開く →　「新規作成」メニューの表示 →　該当のタブを複製 →　タブを閉じる →　フィルタ条件の消去 etc