Windows Media Video 9 VCM

Windows Media Video 9 VCM の概要や使い方を紹介しています

Windows Media Video 9 VCM を紹介しているページです

設定が簡単で画質も良いビデオコーデック!「Windows Media Video 9 VCM」。

Windows Media Video 9 VCM
日本語化パッチ 制作者 katgum
対応 98/Me/NT/2000/XP/Vista
バージョン 9
更新日時 2003-07-07
ファイルサイズ 678 KB

Windows Media Video 9 VCM

汎用性の高い高画質ビデオコーデック
固定ビットレート / 可変ビットレート で動画を圧縮する機能や、動画を品質指定の 1 パスで圧縮する機能、エンコード速度と品質のバランスを指定する機能、キーフレームの挿入間隔を指定する機能、設定内容をプリセットとして保存する機能... 等々が付いています。
WMV9 で圧縮された動画を、各種プレイヤー上で普通に再生できるようにする機能 なども付いています。

「Windows Media Video 9 VCM」は、マイクロソフト製の高画質&高圧縮 ビデオコーデックです。
動画のファイルサイズを小さく圧縮してくれる “ ビデオコーデック ” の一つで、DVD( MPEG2 )と同等の画質を、約半分のビットレートで実現することができる... という特徴を持っています※1
1 圧縮を行うには、「AviUtl」「TMPGEnc」などの フロントエンド が必要。
高品質な動画を作成できる割りに設定は簡単で、「DivX」「Xvid」「x264」等と比べても、かなり使いやすい仕様になっています。
(DivX も負けず劣らず簡単ですが...)
ちなみに、このコーデック( WMV9 )で圧縮された動画ファイルは、Windows Media Player 9 以上 がインストールされていれば普通に再生することができるので、他のコーデックと比べて非常に汎用性が高いと言えます※2
2 コーデックとかよく分からない人にこの動画を渡しても、トラブルになりにくいということ。
尚、「Windows Media Video 9 VCM」にも、WMV9 で圧縮された動画をデコードする機能はある。
( WMP 6.4 を使っている人などに)

使い方(動画の圧縮方法)は以下の通りです。

    日本語化
  1. 「Windows Media Video 9 VCM」をインストールします。
  2. 日本語化工房-KUP さんのページ で、日本語化パッチを入手してきます。
  3. 入手したパッチを「C:¥Windows¥System32」フォルダ内にコピーし、パッチをダブルクリックします。

  4. 実際に使う
  5. 「AviUtl」などのエンコーダーで、ビデオコーデック選択画面を呼び出します。
  6. 「Microsoft Windows Media Video 9」を選択し、「設定」ボタンを押します。
    「Microsoft Windows Media Video 9」を選択し、「設定」ボタンをクリックする
  7. 「Windows Media Video 9」の圧縮設定画面が表示されます。
    「Windows Media Video 9」の圧縮設定画面
    この設定画面には、「事前設定」「圧縮設定」「保存/ 読み出し」といった 3 つのタブが用意されています。
    「事前設定」タブでは、
    • インターレースの解除
    • クリッピング
    • リサイズ
    などの設定を行うことができますが、これらはデフォルトのままにしておきます。
    (これらの処理は、外部ソフトで行った方がよいです)
  8. 続いて、「圧縮設定」タブを開きます。
    「圧縮設定」タブ
    まず最初に、左上の「圧縮コントロール」欄で、映像のエンコード方法を設定します。
    エンコード方法は、以下の 5 つの中から選べるようになっています。
    • One-pass CBR - 固定ビットレートで 1 パスエンコード
    • Two-pass CBR - 固定ビットレートで 2 パスエンコード
    • One-pass quality VBR - 品質指定で 1 パスエンコード
    • Two-pass bit rate VBR - 可変ビットレートで 2 パスエンコード
    • Two-pass bit rate VBR (Peak) - 上と同じだが、最大ビットレートを設定できる
    固定ビットレートとは、ビットレートを一定に保つエンコード方式のことで、可変ビットレートとは、動きの激しい部分にはビットレートを多く、動きの少ない部分にはビットレートを少なく割り当てる... というように、場面に応じてビットレートを最適に割り当てるエンコード方式 のことです。
    そして 1 パスエンコードとは、動画内の各シーン解析と圧縮処理を同時に行う圧縮方式のことで、2 パスエンコードとは、1 パス目に動画内の各場面を解析 → 2 パス目に、解析結果データを元に圧縮を行う... という丁寧な圧縮方式のことです。
    2 パスエンコーにすると、ビットレートの割り当てをより最適に行うことができますが、その分処理に時間がかかります。
  9. エンコード方法を設定したら、ビットレートや品質を適宜設定しておきます。
    「One-pass quality VBR」の品質は、中段にある「品質レベル」欄で指定します※3
    3 0 ~ 100 の間で指定することができる。
    (数値が高くなるほど画質も良くなるが、その分ファイルサイズが大きくなる)

    エンコードを 2 パスで行う場合、下の方にある「1st pass」欄で解析データ(「.tmp」ファイル )の出力先フォルダ&ファイル名 も指定しておきます※4
    4 右端にある ... ボタンをクリックし、tmp ファイルの保存先フォルダ&ファイル名 を指定する。
  10. 続いて、画面中段の右側にある「パフォーマンス」欄でエンコード速度を指定します。
    右側にある「パフォーマンス」欄で、エンコード速度を指定する
    ここのスライダーを左にドラッグするほど処理速度は上がりますが、その分映像品質は落ちます。
    (逆に、右にドラッグするほど高品質&低速 になる)
  11. 今回設定した内容は、プリセットとして保存しておくことができます。
    設定内容を保存したい場合は、「保存/ 読み出し」タブを開き、左下の「ファイル名」欄に適当なプリセット名を入力 → その下にある「パラメータ保存」ボタンをクリックします。
    「保存/ 読み出し」タブ
    保存したプリセットは、右側の「ファイル」欄に登録され、以降ダブルクリックで呼び出せるようになります。
    (目的のパラメータをダブルクリックし、左下にある「パラメータ読み込み」ボタンを押す)
  12. 最後に、画面下部の「OK」ボタンを押せば設定完了。
    あとは、エンコーダー側で作業の続きを行います。
エンコードを 2 パスで行う場合、1 パスエンコードが終わった後に
  1. 再度エンコーダーで「Windows Media Video 9」の設定画面を呼び出し、「圧縮設定」タブを開く。
    「圧縮設定」タブ
  2. 1 パス時と同じ設定のまま、画面下部にある「2nd pass」にチェックを入れ、1 パス時に指定した「.tmp」ファイルを指定する。
  3. 右下の「OK」ボタンを押し、「Windows Media Video 9」の設定画面を閉じる。
  4. エンコーダーで、ファイルの出力を行う。
    (出力する動画ファイルの名前は、1 パス時と同じものにする = 上書き保存する )
という操作が必要になります。

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