MYSTERION

MYSTERION の概要や使い方を紹介しています

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シンセ機能付きの仮想鍵盤ソフト!「MYSTERION」。

MYSTERION

MYSTERION

シンセ機能を搭載した仮想鍵盤ソフト。
画面上に表示された鍵盤をクリックしたり、パソコンのキーボードを打ったりすることで音を鳴らすことができる仮想キーボードツールで、様々な機能を使って音作りから楽しむことができます。
波形を作る 2 つのオシレーター、5 種類のフィルター、音を揺らす “ LFO ”、フィルターのトリガーを自動で変化させるフィルターアンプ、波形のエンベロープを調整できるアンプ、ディレイ 等の機能が付いています。

「MYSTERION」は、内蔵音源付きのバーチャルキーボードです。
以前紹介した「KOX ORGAN」を少しだけ高機能にしたような感じのソフトウェアシンセサイザーで、「KOX ORGAN」同様内蔵音源だけですぐに使い始められるところが最大の特徴。
実行すると、コントロールツマミの付いたキーボード画面が表示され、この画面内の鍵盤をクリックしたり、各音階に割り当てられたキーを押したりすることにより、音を鳴らして演奏を行うことができます。
上半分のコントロール部分には、

  • 波形を作ることができるオシレーター( 2 つ)
  • フィルター(ローパス / ハイパス / バンドパス / バンドリジェクト / ピーキング)
  • 波形にモジュレーション効果をかけることができる “ LFO ”
  • 各種フィルターのトリガー地点を自動操縦する “ フィルターアンプ ” (エンベロープフィルター)
  • 波形のエンベロープを調整することができる “ アンプ ”
  • 音にやまびこ効果を持たせる “ ディレイ ”
が付いていて、割りと細かい音作りを楽しむことができたりします※1
1 一応、音色のプリセットが最初から 16 種類用意されてはいる。
単純に楽器演奏ツールとしてはもちろん、入門用のソフトシンセとしても使えると思います。
(外部シーケンサー等の音源として使える VST プラグインバージョン もある)

使い方は以下のとおりです。

  1. 「MYSTERION.exe」を実行します。
  2. 画面上に、キーボードを模したウインドウ が表示されます。
    鍵盤の部分をクリックすると音を鳴らすことができ、またキーボードを使って音を鳴らすこともできます。
    各キーと音階の関係は、下記の通り。
       ド# レ# / ファ# ソ# ラ#
       S D  / G H J

      ド レ ミ フ ソ ラ シ
      Z X C V B N M
    そしてQ ~ I までの段が、1 オクターブ上の音になります。
    音声入力デバイスは、メニューバー上の「MIDI In」から指定することができます。
    出力デバイスは、メニューバー上の「Audio」から変更することができます。
  3. 音量を調整する時は、画面右上にある「Volume」ツマミを使います。
    音色※2 を変えたい時は、画面左上にある「BASIC」をクリック → 変更先の音色を選択します。
    2 実際には、パラメータのプリセット。
    プリセットを変更する度に、ボリューム (を含めたパラメータ) がリセットされるので注意して下さい。

  4. パラメータを調整
  5. 画面上部にあるツマミを調節することで、音を改造していくことができます。

  6. OSC1 / OSC2
  7. 一番左にある「OSC1」「OSC2」は、波形を作るオシレーターです。
    ここでは「OSC1」「OSC2」ごとに
    • Sine / Sawtooth / Triangle / Square / Noise - 波形の形※3
    • Volume osc1 / osc2 - OSC1 / OSC2 で作る波形の音量
    • +3 ~ -4 - オクターブ※4
    • Tune - 音程
    を調整できるようになっています。
    3 Square / Noise は、「OSC2」のみ設定可。
    4 「OSC2」のみ、-4 まで設定することができる。
    波形の形は、ボリュームツマミの上にあるメニュー をクリックして選択します。
    波形の種類に関しては、下記ページが参考になります。
    SLEEP FREAKS
    オクターブは、「Tune」ツマミの上にあるメニュー をクリックして指定します。

  8. FILTER
  9. 「FILTER」では、各種バンドパスフィルタの設定を行うことができます。
    まず、「Cut off」ツマミの上にあるメニュー をクリックし、フィルターのタイプを選択します。
    Low Pass を使用する場合は、「Cut off」ツマミで指定した周波数帯域以上がカットされます。
    (一番右に回すとカット無し)
    High Pass を使用する場合は、「Cut off」ツマミで指定した周波数帯域以下がカットされます。
    (一番左に回すとカット無し)
    Band Pass を使用する時は、「Cut off」ツマミで指定した周波数帯域を除く部分がカットされます。
    Band Reject は、ツマミで指定した周波数帯域近辺がカットされます。
    Peaking は、カットオフ周波数帯域付近を増幅させます。
    カットオフの概念は、下記ページが非常にわかりやすいと思います。
    (「f0」がカットオフ周波数で、「Q」がレゾナンス)
    Plotting RBJ Audio-EQ-Cookbook HPF/LPFaikeの日記
  10. 「Cut off」ツマミを使い、カットオフ周波数の値を設定します。
  11. 「Resonance」ツマミで、カットオフ周波数帯域の強調具合を設定します。

  12. LFO
  13. 「LFO」パネルでは、音に付ける “ 揺れエフェクト ” に関する設定を行うことができます。
    まず、「Speed」ツマミの上にあるメニュー をクリックし、揺れのタイプを選択します。
  14. あとは、「Speed」ツマミで揺れの速さを、「Deep」ツマミで揺れの強さを設定すればOK です。

  15. FILTER AMP
  16. 「FILTER AMP」では、「FILTER」パネルで指定したカットオフ周波数に、エンベロープ(動き)を持たせることができます。
    (カットオフ周波数の位置を、自動で変化させるような機能)
    ここでは、
    • Attack - 音が鳴ってから、フィルタがかかるまでの時間
    • Decay - 音にフィルタがかかってから、元の位置に戻るまでの時間
    • Sustain - 音にフィルタがかかってから、カットオフ周波数を留めておく時間
    • Release - 鍵盤を離してから、フィルタがかかり終わるまでの時間
    といったパラメータを指定することができます。
    フィルターアンプの概念は、下記ページが参考になります。
    SLEEP FREAKS

  17. AMP
  18. 「AMP」パネルでは、音の伸びに関するパラメータを設定することができます。
    ここでは、
    • Attack - 鍵盤を押してから、音が最高音に達するまでの速さ
    • decay - 最高音が、持続状態になるまでの減衰速度
    • Sustain - 打鍵している時の音の伸び
    • Release - 鍵盤を離してから、音が止まるまでの速度
    といった値を調整することができます。

  19. DELAY
  20. 一番右の「DELAY」パネルでは、ディレイエフェクト (やまびこ効果) の設定を行うことができます。
    ディレイを有効にする時は を右側にドラッグし、無効にする時は左側にドラッグします。
    ディレイのパラメータとしては、
    • Delay - 原音が鳴ってから、ディレイ音がなるまでの時間
    • Feed - ディレイ音の繰り返し回数
    • Dry / Wet - 原音 / ディレイ音 の音量比率
    といったものがあります。

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