使いやすい上に高機能な作曲&譜面作成ソフト!「MuseScore」。
MuseScore
高機能かつ使いやすい作曲&楽譜作成ソフト。
“ 五線譜 ” や “ TAB 譜 ” を使って作曲するのと同じような感覚で、楽曲制作を行うことができます。
各種演奏表現 / 装飾記号 の入力、ドラム符入力、音符の声部分け... 等々の機能に対応しています。
作成した楽曲は、MIDI / WAVE / MP3 / FLAC / OGG 形式の音声ファイルとして保存したり、XML / PDF / PNG / SVG / PS 形式の譜面データとして保存したりすることができます。
「MuseScore」は、高機能な作曲&譜面作成ソフトです。
画面に表示された五線譜 / TAB 譜上に、音符(やフレット番号)を直接入力していくことで楽曲制作を行うことができる... という WYSIWYG 型のビジュアル的な作曲ソフトです。
最大の特徴は、多機能な割りに使いやすいところ。
操作はマウスでもキーボードでも行うことができ、またインターフェースも比較的シンプルな構成になっているため、割とサクサク曲を作っていくことができます。
譜面上には、音符に加えて各種演奏表現 / 装飾記号 を入力することもでき、また任意のテキスト※1 を直接書き込むこともできたりします。
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タイトル、サブタイトル、作曲者名、歌詞、コード名 など。
これまでに、五線譜や TAB 譜を使って作曲を行ったことがある人に特におすすめです。
作成した楽曲データは、音声ファイルとしても画像ファイルとしても保存することができます。
操作の流れは、大体以下のような感じです。
- インストール後の初期設定
- 楽曲情報の設定
- 音符の入力
- 入力された音符を編集
- 楽曲の再生
- テンポの指定
- 小節の追加
- 小節を削除
- 各種演奏表現 / 装飾記号 等を入力
- ドラム符の入力
- 使用楽器&楽器名 の変更
- 楽器の追加
- 歌詞入力
- タイトル / 作曲者 等の情報を記入
- 楽曲の保存
インストール後の初期設定
- インストールが完了すると、自動的に「MuseScore へようこそ!」というウィザードが表示されます。
- 最初に「言語を選択してください」という画面が表示されます。
- 続いて「キーボード配列」という画面が表示されるので、「JIS - 日本語標準」を選択します。
- 次に「Workspace」という画面が表示されます。
「基本」「アドバンス」は、初期設定後にメニューバー上の「表示」 → 「ワークスペース」からいつでも切り替えることができます。 - 最後に、「ツアー」という画面が表示されます。
- すべての設定が完了すると「Thank you!」という画面が表示されるので、「完了」ボタンをクリックします。
楽曲情報の設定
- 初期設定が完了すると、自動的に「スタートセンター」という画面が表示されるので、「新しいスコアの作成」を選択します。
- 楽曲情報入力画面が表示されます。 ここに、これから作成する楽曲に関する情報を入力 → 右下の「次へ」ボタンをクリックします。
- 「テンプレートファイルを選択」という画面が表示されます。
ここで、これから作成するスコアのタイプを選択して「次へ」ボタンをクリックします。
画面左上にある「楽器を選択して下さい」を選択することで、各楽器に適した譜表を作成することもできたりします※3。
3 「新しいスコアの作成」という画面が表示されるので、スコア上で使用したい楽器を選択 → 中央の「追加」ボタンをクリックする。 - 続いて「調合とテンポを選んで下さい」という画面が表示されるので、これから作成する楽曲の調合を選択し、必要であれば「テンポ」にもチェック → 曲の速度を入力して「次へ」ボタンをクリックします。 テンポの目安
- 最後に、「拍子記号を選択」という画面が表示されます。
ここで、これから作成する楽曲の拍子&小節数 を設定し、右下の「完了」ボタンをクリックします。
(拍子 / 小節数 ともに、後から修正することができます)
曲を 弱起 で始めたい場合は、「弱起(アウフタクト)」にチェックを入れ、何拍目から始めるのかを指定します。
音符の入力
-
ドラム符の入力方法は、後述する
「ドラム符の入力」
を参照
- スタートセンターが閉じられると、メイン画面が表示されます※4。
まず、ツールバー上の
ボタンをクリックします。
(もしくは、キーボードの「N」キーを押す)
4 初期設定時にツアーを見るようにしていた場合、「Tour」という画面が表示される。 - マウスカーソルが、“ 音符入力モード ” に切り替わります※5。
ボタンを押したり「N」キーを押したりすると、カーソルが “ 選択モード ” に切り替わる。
続けて、ツールバー上にあるボタンを使い、これから入力する音符の種類(長さ)を選択します。
(音符の種類は、キーボードの 1 ~ 9 キー を押すことでも変更することができる) - スコア上の任意の部分※6 をクリックし、音符を入力していきます。
(ホットキー “ 「Ctrl」+「Z」 ” を押すと、直前に行った操作を取り消すことができる)
入力先が TAB 譜である場合は、音符を入力した後にフレット番号を入力してください。
6 (キーボードの)方向キーでも、スコア上での移動を行うことはできる。
音符入力は、C / D / E / F / G / A / B キーを押すことでも行えるようになっています※7。
7 音階の意味は、下記のとおり。
C(ド)/ D(レ)/ E(ミ)/ F(ファ)/ G(ソ)/ A(ラ)/ B(シ)
加えて、ホットキー “「Alt」+「1」~「9」” により、入力された音の 1 ~ 9 度上にある音を(現在の位置に)一発入力できたりもします※8。
(TAB 譜上では、この機能が使えない模様)
8 同様に、“「Shift」+「2」~「9」” を押すことで、入力された音の 2 ~ 9 度下にある音を(現在の位置に)入力することができる。
(バージョン 3.0 では、メニューバー上の「追加」 → 「音程」からしか行えなくなった?) - メニューバー上の「表示」から「ピアノ キーボード」を選択することで、画面下部に鍵盤を表示させることもできます。 この鍵盤をクリックすることでも、スコア上に音符を入力していくことができたりします。
- 連符を入力したい時は、ホットキー “「Ctrl」+「2」~「9」” を押してから音符の入力を行います。
- 右上の
内にある数字をクリックすることで、入力する音符の 声部 を変更できたりもします。
- 選択している楽器の音域外にあたる音符を入力すると、該当の音符が黄色 / 赤 で表示されます。
この機能をOFF にしたい場合、メニューバー上の「編集」から「環境設定」を開き、「音符入力モード」タブをクリック →「使用可能な音程の範囲外の音符に色をつける」のチェックを外しておきます。
入力された音符を編集
- ツールバー上の
ボタンをクリックするか、キーボードの「N」キーを押し、マウスカーソルを “ 選択モード ” に切り替えます。
- この “ 選択モード ” 時に入力済みの音符をクリック&ドラッグすると、該当の音符を縦方向に移動させることができます。
(TAB 譜上では、この操作を行えない模様)
また、音符を選択 → “「Ctrl」キー + キーボードの上下キー ” を押すことで、音符のオクターブを変更できるようにもなっています。 - 入力済みの音符を削除したい時は、該当の音符を選択 →「Delete」キーを押します。
- 尚、任意の小節を選択 →「R」キー を押すと、選択小節の内容を次の小節に複製することができます。
楽曲の再生
- ツールバー上の
ボタンをクリックすることで、入力されたデータを再生&停止 することができます。
(スペースキーを押しても同じ)
任意の音符を選択してからボタンを押すことで、該当の部分から再生を開始することもできたりします。
- メニューバー上の「表示」→「再生パネル」から呼び出せる再生パネルを使うことで、曲のテンポや音量を変えて再生することもできたりします。
- 音量
- パン(音の定位)
- リバーブ(空間系エフェクト)
- コーラス(回転系エフェクト)
次のページでは、
- テンポを指定する方法
- 小節を追加する方法
- 小節を削除する方法
- 各種演奏表現 / 装飾記号 等を入力する方法
- ドラム符の入力方法
- 使用楽器&楽器名 の変更方法
- 楽器の追加方法
- 歌詞の入力方法
- タイトル / 作曲者 等の情報を記入する方法
- 楽曲の保存方法
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