StrokeIt

StrokeIt の概要や使い方を紹介しています

StrokeIt を紹介しているページです

視覚的にも楽しめるマウスジェスチャーツール!「StrokeIt」。

StrokeIt
制作者 Jeff Doozan
対応 98/Me/2000/XP
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StrokeIt

ビジュアル的なマウスジェスチャーツール。
マウスの右ボタンを押したまま特定の動作を行うことで、様々なコマンドを実行できるようにしてくれます。
60 以上のジェスチャーアクションを認識することができ、30 種類近いコマンドを実行することができます。
ジェスチャー時に、マウスの軌跡が残るという視覚的なソフトです。

「StrokeIt」は、視覚的に操作できるマウスジェスチャーツールです。
マウスを右クリックしながら “ 特定の文字や数字 ” を画面に描くことで、それに関連付けられたコマンドを実行できるようにする... という一種のランチャーツールです。
右クリックしながら画面に文字や数字を描くと、その軌跡が残るところが最大の特徴。
“ 特定の文字や数字 ” を描くことで実行できるようになるコマンドには、次のようなものがあります。

  • 任意のプログラムを実行
  • 特定のWeb サイトを開く
  • ウインドウを最小化 / 最大化
  • 任意のホットキーをエミュレート
  • モニタをスタンバイ状態にする
  • etc...

「StrokeIt」起動後、タスクトレイ上に表示されたアイコンをクリックすると「StrokeIt - コマンドエディタ」という編集画面が立ち上がります。
ここで、ジェスチャーアクションやコマンドを確認したり、アクションを追加 / 変更 したりすることができます。

アクションやコマンドは、デフォルトでいくつか登録されています。
たとえば、 [全般] ※1サイン をクリックすると、

  • Close Window [C]
  • Copy [Up]
  • Paste [Down]
  • Minimize [/ Down]
  • New [N]
  • Save [S]
などの項目が表示されます。
1 「全般」のツリー以下にあるコマンドは「全てのアプリケーションに共通する」コマンドで、「Chat Programs」や「Explorer」、「Outlook Express」などは、各アプリ固有のコマンド。
各項目名は、 実行するコマンド [アクション内容(右クリックしながら " ○ " を描く)] を意味しています。
一例を挙げると、
Close Window [C] マウスの右ボタンを押したまま C を描くと、アクティブなウインドウを閉じる。
Minimize [/ Down] マウスの右ボタンを押したまま / を上から下へ描くと、アクティブウインドウを最小化する。
New [N] マウスの右ボタンを押したまま N を描くと、新規ウインドウを立ち上げる。

といった具合です。

コマンドは、自由に追加することができます。
このページでは、使い方も兼ねて

  • マウスの右ボタンを押したまま 3 を描いた時に、「foobar2000」 を起動する
  • マウスの右ボタンを押したまま 2 を描いた時に、「Win」キーをエミュレートする
  • マウスの右ボタンを押したまま G を描いた時に、Google のトップページを開く
という三つのコマンド作成例を紹介します。
    マウスの右ボタンを押したまま 3 を描いた時に、「foobar2000」を起動
  1. まず、 「全般」の左にある + をクリック。
  2. 次に、「全般」 上で右クリックし、「新規アクション」を選択します。
  3. 右側の「このアクションを実行するジェスチャー」欄下にあるプルダウンメニューをクリックし、「3」を選択 → 「ジェスチャー追加」ボタンをクリックします。
  4. 左のツリービューに戻り、追加された「新規アクション」を右クリック →「新規コマンド」を選択。
  5. 右上に表示された「以下のコマンドを設定します」欄で、「起動 - プログラムの起動」を選択。
  6. 画面右側の中段にある「参照」ボタンをクリックします。
  7. 「ファイルを開く」ダイアログが表示されるので、「foobar2000.exe」を選択します。
  8. 再度左のツリービューに戻り、「新規アクション」を右クリック →「名前の変更」を選択し、アクション名を foobar2000[3] とでもしておきます。
  9. 同じように、「新規コマンド」を右クリック →「名前の変更」を選択し「foobar2000」とでもリネームしておくと良いでしょう。
  10. これで設定完了。
    「StrokeIt」のウインドウは閉じてOK です。
    あとは、マウスの右ボタンを押しながら 3 を描き、「foobar2000」が起動するかどうか確認してみます。
    マウスの右ボタンを押したまま 2 を描いた時に、「Win」キーをエミュレート
  1. まず、 「全般」ツリーを展開します。
  2. 次に、「全般」 上で右クリックし、「新規アクション」を選択します。
  3. 右側の「このアクションを実行するジェスチャー」欄下にあるプルダウンメニューをクリックし、「2」を選択 → 「ジェスチャー追加」ボタンをクリックします。
  4. 左のツリービューに戻り、追加された「新規アクション」を右クリック →「新規コマンド」を選択。
  5. 右上に表示された「以下のコマンドを設定します」欄で、「キー - ホットキー」を選択。
  6. その下にある「ホットキー」欄をクリックし、「Win」キーを押してみます。
  7. すると、「WIN」というコマンドが入力されます。
  8. 再度左のツリービューに戻り、「新規アクション」を右クリック →「名前の変更」を選択し、アクション名を スタートメニュー[2] とでもしておきます。
  9. 同じように、「新規コマンド」を右クリック →「名前の変更」を選択し「スタートメニュー」とでもリネームしておくと良いでしょう。
  10. これで設定完了。
    マウスの右ボタンを押したまま G を描いた時に、Google を開く
  1. 「全般」ツリーを展開します。
  2. 「全般」 上で右クリックし、「新規アクション」を選択します。
  3. 右側の「このアクションを実行するジェスチャー」欄下にあるプルダウンメニューをクリックし、「G」を選択 → 「ジェスチャー追加」ボタンをクリックします。
  4. 左のツリービューに戻り、追加された「新規アクション」を右クリック →「新規コマンド」を選択。
  5. 右上に表示された「以下のコマンドを設定します」欄で、「インターネット - ウェブサイトを開く」を選択。
  6. その下にある「ウェブサイト」欄に、 http://www.google.co.jp/ と入力します。
  7. 再度左のツリービューに戻り、「新規アクション」を右クリック →「名前の変更」を選択し、 アクション名を Google[G] とでもしておきます。
  8. 同じように、「新規コマンド」を右クリック →「名前の変更」を選択し「Google」とでもリネームしておくと良いでしょう。
  9. これで設定完了。
作成したコマンドやアクションは、後から編集することももちろん可能です。
(最初から登録されているコマンドやアクションも、同様に編集することができる)

ちなみに、「このアクションを実行するジェスチャー」欄では、文字や数字以外に「Right」や「Left」なども選択できるようになっていますが、これは “ マウスで「Right」や「Left」を描く ” という意味ではなく、

  • (右ボタンを押しながら)マウスを指定方向へと動かし、(右ボタンを)放す
ということを意味しています。
「Left-Up」などは、「に動かしてから → へ動かし → 右ボタンを放す」という感じです。
ついでに、「Reversed」が付いているものは、 “ 逆の書き順 ” を意味しています※2
2 たとえば、「A」 と 「A Reversed」 の違いは、左から右に向かって三角を描くか、右から左へ向かって三角を描くか... の違い。

また、「StrokeIt」には、学習機能が付いています。
たとえば、“ 右ボタンを押しながら「2」を描いた時に、「検索」を実行するように設定した ” のに、「2」を描いても 「StrokeIt - ジェスチャーを認識できません」 というダイアログが表示されてしまうことがあります。
そんな時は、「ジェスチャーを認識できません」ダイアログ内の「保存」下にあるプルダウンメニューをクリックし、「2」を選択 → 左下の「学習」ボタンをクリックします。
すると、次回からその筆跡を「2」であると認識し、上手く「検索」を実行できるようになります。
尚、メニューバー上の「編集」→「ジェスチャーの学習」から、筆跡をあらかじめ学習させておくこともできたりします※3
3 自分の筆跡を「StrokeIt」がきちんと読み取ってくれるか、確認の意味でも最初に使ってみるといいかもしれません。

その他、機能を一時的に無効化させる機能や※4、ジャスチャー時に残る軌跡の色 / 幅 を変更する機能、ジェスチャーの受付時間を変更する機能 なども付いています。
4 タスクトレイアイコンを右クリックする。
(機能が無効化されると、アイコンが赤くなる)
指定したキーを押している間、ジェスチャーを無効にする機能もある。
デフォルトでは「Ctrl」キー。

現在、「StrokeIt」の最新版は " 9.7 " で 日本語の翻訳パック は " 9.4 " となっていますが、問題なく日本語化することができます※5
(翻訳パックは、「StrokeIt」が起動していない時にあてて下さい)
5 翻訳パックをあてたあと、「StrokeIt」を実行 → タスクトレイ上のアイコンをクリック →「Edit」→ 「Preferences」→「Files」タブの「Default interface language」から「Japanese」を選択 → 「StrokeIt」再起動。

この「StrokeIt」は、個人利用の場合にのみ無料で使えるようになっています。
インストール途中の「Personal Use Only」という確認画面では、
I am installing this software on my home computer for personal use.」 の方を選択するようにしましょう。
また、OS がVista / 7 の場合は、「StrokeIt」のインストーラーを 管理者として実行 し、インストール先を「C:¥Program Files¥StrokeIt」 にするようにして下さい。
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