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シンプルで使いやすいMIDI シーケンサー!「Cherry」。
Cherry
● Cherry
ピアノロールベースのMIDI
シーケンサー。
五線譜と鍵盤が一体化したような “ ピアノロール ” というウインドウ上に、棒型のノート (音符) を手動で
入力していくタイプの作曲ソフトです。
ノートの Velocity / Panpot / Modulation / Expression / PichBend を設定する機能や、複数のノートを
一括してコピー / ペースト / 削除 / トランスポーズ / クォンタイズ する機能... などが付いています。
「Cherry」 は、シンプルで使いやすいMIDI シーケンサーです。
楽譜と鍵盤をミックスしたような “ ピアノロール ” というウインドウ上に、棒状の音符 ( “ ノート ” と呼ぶ) を
入力していくことで作曲を行うことができる楽曲制作ツールで、五線譜型のスコアエディタよりも視認性に
優れているところが大きな特徴※1。
※1
もちろん、どちらが視認性に優れているかは人によるが...
楽曲制作ツールとはいえ動作は軽く、またインターフェースが結構シンプルなので操作にも慣れやすいと
思います。
多機能なソフトではありませんが、ノートの (鳴る) 強さ / 定位 / 音量 を指定したり、各ノートにビブラート /
ピッチベンド 等の効果を付加できるようになっています。
作成した楽曲は、mid 形式のファイルとして保存することができます。
基本的な使い方以下の通り※2。
※2
「cherry.exe」 を実行すると、2 つのウインドウが表示されます。
ここでは、鍵盤のイラストがある方のウインドウ (トラックウインドウ) での操作を解説しています。
加えて、MIDI キーボード等の外部機器を使わない方法を紹介しています。
音源設定
- メニューバー上の 「設定」 から 「環境設定」 を選択します。
- 一番上にある 「Port A」 欄のプルダウンメニューをクリックし、使用する音源を選択します。
(外部音源を持っていない場合は、「Microsoft GS Wavetable Synth」 を選択)
- 中段の 「Module」 欄で、自分の使用している音源名を選択します。
自分の使用している音源がない場合 or 音源に 「Microsoft GS Wavetable Synth」 を
選択している場合は、「GM compatible」 を指定しておきます。
(ただし、YAMAHA 製なら 「YAMAHA XG」、Roland 製なら 「SC-88」 でもいけるはず)
- MIDI キーボード等、外部デバイスを使ってノートの入力を行わない場合、画面下部の
「MIDI IN」 枠内にある 「Port」 欄のプルダウンメニューをクリックし、「 (None) 」 を選択します。
- 一番下の 「OK」 ボタンをクリックし、設定ウインドウを閉じます。
基本設定
- まず最初に、メニューバー上の 「編集」 から 「拍子 / 調整 / マーク」 を選択します。
- 「Conductor / Marker」 という画面
が表示されます。
この画面内にある 「M1 4/4 C major Start」 をダブルクリック。
- 「Time/Key Signature」 というウインドウ
が表示されます。
中央の 「Time Signature」 欄で、これから作成する曲の拍子を設定しておきます※3。
(通常は 4 / 4 )
※3
曲の拍子は、途中で変えることもできる。
曲中で拍子を変える時は、メニューバー上の 「編集」 から 「拍子 / 調整 / マーク」 を開き、左上の
「Add」 ボタンをクリック → 「Time/Key Signature」 画面が表示されるので、左の 「Measure」 欄に
拍子変更を開始する小節番号を入力し、「Time Signature」 欄で変更先の拍子を設定する。
- 拍子を設定したら、「OK」 ボタンを押してメイン画面に戻ります。
- 次に、画面左上にあるプルダウンメニューをクリック → 「Conductor Track」 を選択
します。
- 左側にあるウインドウ (イベントリスト) ※4 上の 「Tempo」 と書かれた部分をダブルクリックし、
これから作成する曲のテンポを指定します。
(右の 「Value」 欄で指定する)
※4
この 「イベントリスト」 は、ツールバー上にある
ボタンをクリックすることで、
表示 / 非表示 を切り替えることができる。
- 再度左上のプルダウンメニューをクリックし、「A01」※5 を選択します。
※5 この 「An」 が、トラック番号になる。
ドラムなどのリズムトラックを作成したい場合は、「A10」 を選択する。
( 「A10」 は、リズムトラック専用)
- イベントリスト上で、「Program」 と書かれた部分をダブルクリックします。
(リズムトラック作成時は、特に気にしなくて良い)
音色 (楽器) 設定ウインドウ
が表示されるので、このトラックに割り当てたい音色を選択します。
データ入力
- いよいよ、ピアノロールをクリックして音情報を入力していきます。
始めに、ピアノロールの簡単な見方から解説していきます。
- 青い縦線で区切られた範囲 = 1 小節分の長さ
(上部に、小節番号が記載されていますね)
- 緑の縦線で区切られた範囲 = 4 分音符分の長さ
- 「C4」 の行 = 基本の 「ド」※6
(音は、上にいくほど高くなる)
※6 リズムトラック上では、“ 目安音階 ” は表示されない。
(リズムトラック上では、鍵盤が表示される部分に楽器名が表示される)
また、
- 白い行 = # や b の付かない幹音
- 黒い行 = # や b の付いた派生音
を表しています※7。
(ピアノの白鍵 / 黒鍵 と一緒ですね)
※7
この 「白い行」 と 「黒い行」 のマークアップは、鍵盤のイラスト上で右クリックすることにより
表示されるメニューから、様々なスケールに対応したものに切り替えることができる。
デフォルトでは、「C メジャー」 を考慮したものになっている。
(リズムトラック上では、これらのことは気にしなくてよい)
- 実際に音を入力していきます。
音の入力については、
- 音階部分をクリックで試聴
- ダブルクリックで入力
これの連続になります。
ちなみに、音は 「0 Setup」 からではなく、「1 Start (第一小節) 」 から入力していきます。
- 「Cherry」 では、音符の代わりに “ ピンク色の四角い棒 ” ※8 が入力されます。
※8 ここでは、この棒のことを 「ノート」 と呼びます。
これを音符と考えてください。
普通に入力すると 4 分音符が入力されますが、音符の長さはノートの右端をドラッグすることで
変更することができます。
間違えて入力してしまった場合は、ピアノロール上の何もないところで右クリック → 「削除モード」
を選択し、削除したいノートをドラッグして囲めばOK※9。
※9
一度入力されたノートは、マウスドラッグにより位置を変えることもできる。
入力モードは、ツールバー上の
ボタンをクリックすることもでも切り替えることが
できる。
(左から順に、範囲選択モード、描画モード、削除モード)
入力したデータは、ピアノロール上の何もないところで右クリック → 「範囲選択モード」 を選択 →
再生させたい地点にカーソルを合せ、画面上部にある
ボタンをクリックすることにより、
視聴することができます。
- YAMAHA、Roland 等の音源を使っている場合、ドラムセットを切り替えられる場合があります。
(リズムトラックの楽器パターン が、複数存在する場合がある)
もし、外部音源を使っている場合、リズムトラックを表示させてツールバー上の
ボタンを
クリック →
「Property of tracks」 という画面
が表示されるので、上部にある 「Drums」 の欄
プルダウンメニューをクリックしてみるとよいでしょう。
データ編集
- 尚、ピアノロールの下部にあるウインドウ (コントロールウインドウ) を使い、各ノートに
- Velocity - 音の強さ
- Panpot - 音の鳴る方向 (定位)
- Modulation - ビブラートのような揺らぎ効果
- Expression - 音量を、だんだん大きく / 小さくしたりする
- Pich Bend - 周波数をずらし、音程を変更する (ギターのチョーキングのようなもの)
- Hold - 音を切らずに鳴らす (ピアノのダンパーベダルのようなもの)
- Volume - 音量
などの表現を付加できるようにもなっています。
表現は、コントロールウインドウ上部にあるボタンをクリック → 左に表示されている数値を目安に、
コントロールウインドウ上を直接クリック / ドラッグ することで設定していけるようになっています。
( 「Velocity」 に関しては、ピアノロール上のノートを右クリックすることでも設定することができる)
- コピー / ペースト、切り取り などの操作を行いたい場合は、ピアノロール上で右クリック →
「範囲選択モード」 を選択し、編集したい部分をドラッグ → 右クリックして表示されるメニュー、
およびメニューバー上の 「編集」 から目的の項目を選択します※10。
(コントロールウインドウ上でも、このような操作を行うことができる)
※10
コピー / ペースト 等の機能以外にも、オクターブ (Octove) のアップ / ダウン、空白挿入、
トランスポーズ (移調)、クォンタイズ (ノートの位置を補正する) といった機能もある。
- トラックを増やす場合は、画面左上にあるプルダウンメニューをクリック → 「A02」 などを選択し、
「A01」 の時と同じように操作していけばOK です。
データ保存
- 現在の作業状態を保存したい時は、メニューバー上の 「ファイル」 → 「名前を付けて保存」 から
データを CHY 形式で保存しておきます。
( CHY 形式で保存しておくと、データを後から再編集することができる)
データをMIDI 形式で出力したい場合は、「ファイル」 → 「標準MIDI ファイル出力」 からファイルの
保存を行います。
そのほか、指定した小節へのショートカットを作成できる 「マーカー機能」※11、複数ノートのパラメータを
一括して変更する 「一括変換機能」※12、指定したトラックのミュート / ソロ再生※13 ... 等々、便利な機能も
たくさん付いています。
※11
「編集」 → 「拍子 / 調性 / マーク」 を開き、左上の 「Add」 ボタンをクリック → 「Measure」 欄で
マーカーの付加先とする小節番号を、「Comment (Maker)」 欄でマーカー名を指定する。
任意の小節にマーカーをつけておくと、ツールバー上から簡単に小節移動を行えるようになる。
(マーカーを作成すると、ツールバー上に該当マーカーへのショートカットボタンが表示される)
※12
「Velocity」 等の値を、一括して変更する機能。
※13
ツールバー上の
ボタンを放すと、現在表示中のトラックがミュートされる。
(もう一度押せば、ミュートは解除される)
表示中のトラックのみを再生させたい時は、ツールバー上の
ボタンを押す。
(このボタンを押すと、他のトラックがミュート状態になる)
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